
夏に区切りをつけました。
我が家の玄関には、夏のあいだずっと花火が置いてありました。
スーパーで買ってきた、ごく普通の花火セットです。
夏のうちにやろうと思っていたのに、なんだかタイミングが作れず、気づけば10月。
玄関で眠り続ける花火を見るたびに、「今年はもう無理かな」と半分諦めていました。
昨日は、久しぶりにどこにも出かけない土日でした。
それなら夕飯の前にやってしまおうと、18時ごろに家族で外へ出ました。
ところが、ここから問題が次々に起きます。
まず、花火を袋からばらしておくのを忘れていました。
子供たちが楽しみに待っている中、暗くて手元が見えず、思った以上に時間がかかります。
背中に子供たちの視線を感じて焦りました。
しかも、ばらしている途中で気づいたのです。
花火セットの中に、ろうそくが入っていません。
昔って、花火セットにろうそくが付いていましたよね?
こんなところにまで物価高の影響が出ているのかと、少し悲しくなりました。
仕方がないので、チャッカマンで直接火をつけることにしました。
花火から花火へと火をもらっていけば、最小限の火でできるという算段でした。
ところが、昨日は完全に運が悪かったようで、1本目に火をつける前にチャッカマンが点かなくなったのです。
カチッ、カチッ。
何度押しても反応がありません。
我が家にはライターもマッチもありません。
本当に万策尽きた感じです。
諦めてダイソーまで買いに行くことにしました。
すると、花火を楽しみにしていた2歳のゆる太が、「ぼく、ダイソー行かない!」と怒り出しました。
「早く始めたいのに、ダイソーに行くとか言い出して意味わかんない!」ということなのでしょうね。
その気持ちはもっともです。
段取りの悪い自分を不甲斐なく思いました。
ダイソーでチャッカマンとろうそくを買って帰ってきて、いよいよ花火のスタートです。
5歳のゆる子より先に、何にでも好奇心旺盛なゆる太が、花火を持ってろうそくに近づいてきました。
さすがに、2歳児ひとりに花火をさせるわけにはいきません。
ゆる太の手に私の手を重ねて、しっかりと握りました。
人生初めての花火に驚いて、花火を投げてしまうかもしれません。
……と、そのときは思っていたのですが、この記事を書く前に去年のブログを読み返したら、
去年の夏も、私の手の上で1本だけ花火をしていました笑
すっかり忘れていました。
まあ、まだ1歳だったゆる太も、きっと覚えていないでしょう。
そして案の定、火がついた瞬間、ゆる太の体がビクッと跳ね上がりました。
手を握っておいて、本当に良かったです。
バチバチと白い光が広がりました。
興奮したゆる太は「わー!」と喜びながら、なんと花火の火に触ろうとしたのです。
とっさにもう片方の手で押さえられたのは、我ながら反射神経が良かったなと思います笑
火が消えた花火をバケツの水に浸けると、「じゅ〜」という音。
ゆる太は、この音も楽しかったようで、火の消えた花火を離してくれず、もう一度ろうそくで火をつけようとしていました。
花火のルールも、2歳児にかかれば意外と難しいものです笑
来年は自分だけでできるようになっているかなと思いました。
次は、ゆる子の番です。
ところが、ゆる子はものすごく怖がっていました。
「怖い〜。」
と言ってろうそくに近づこうともしません。
でも、花火は楽しいものなんだと知ってほしかったのです。
「じゃあ、パパとやろう。」
そういうと怖がりながらも私の腕の中に来てくれました。
ゆる太と同じように、ゆる子の手をしっかりと握って火をつけます。
今度はシューっと前に噴き出る赤い光。
ゆる太を見ていたからか、そこまで驚いてはいませんでしたが、やっぱり
「怖い〜!」
と言っていました。
「手を伸ばせば大丈夫だよ。」
「下に向けるんだよ。」
私が落ち着いて声をかけ続けると、ゆる子も少しずつ落ち着いていきました。
2本目もまだ怖がっていましたが、3本目にはもう怖がっていないようでした。
花火の楽しさを少しはわかってもらえたようで、その後は自分で火をつけられるようになっていました。
子供の成長はあっという間ですね。
ゆる太はというと、途中で飽きてしまってカーポートの探検へ。
2歳には、花火ごとの微妙な違いはわからなかったようです笑
ゆる子が気に入ったのは、線香花火でした。
火の玉が落ちないように、なるべく動かさず、じっと集中しています。
派手な花火より、静かな線香花火。
怖がりで優しいゆる子らしいなと思いました。
ゆる太も線香花火に挑戦しましたが、じっとしていられずにわざわざ火を振り落としてしまいました笑
2人が思い思いに花火を楽しんでくれて、(最後のほうは、早く終わるようにと私と妻でどんどん火をつけていましたが、)ダイソーに走ったかいがありました笑
本当は写真を撮って記録を残したかったのですが、ドタバタでうまくいきませんでした。
それでも、ゆる子の「怖い〜!」が「きれ〜。」に変わったこと。
ゆる太が、花火の楽しさを知れたこと。
写真には残らなくても、それで十分だと思っています。
花火が終わって夕飯を食べ始めたのは19時ごろでした。
実は、これがちょうど良いな〜と思いました。
夏は日が長いので、花火はどうしても夕飯のあとになります。
夕飯を食べて、花火をして、それからお風呂。
子供たちがいると、寝る時間がどんどん遅くなってしまいます。
でもこの時期は暗くなるのが早いので、夕飯の前に花火ができました。
外は寒すぎず、暑すぎず。
蚊もいなかったようです。
夏を逃したと思っていた花火でしたが、時期としては本当にちょうど良かったのだろうなと思います。
片付けはこれからやるつもりです。
バケツの中の燃えかすを見たら、楽しかった昨夜の記憶がよみがえってくるような気がします。
夏が終わってしまっても、いや、夏を過ぎた今ごろこそ、花火にはちょうどいい時期なのかもしれないですね。
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