最近、親の後ろ姿を見て「年をとったな…」と感じ、少し寂しくなったり焦ったりした経験はありませんか?
昨日そんな少し寂しい思いをした私は、親が元気なうちに、後悔しないための「自己満足の思い出作り」を進めることにしました。
同じ思いをしたことがある人はぜひ一緒に今すぐ始めましょう!
この記事でわかること
・親の老いを前向きに受け止め、行動に変えるマインド
・親の意外な一面を引き出し、一緒に楽しめる趣味を見つけるヒント
結論から言うと、親孝行は「親のため」というプレッシャーを感じる必要はなく、自分が後悔しないための「自己満足」で十分だということです。
昨日、父と車に乗って2人っきりで会話をした際に、そのことを強く実感しました。
ふと気づいた、父の小さな歩幅
2ヶ月ぶりに、家族みんなで実家に帰省しました。
皆さんの感覚からすると、2ヶ月に1回の帰省は多い方でしょうか。
今回の帰省は子供たちの「おじいちゃんおばあちゃんに会いたい!」というリクエストからです。
妻にはいつも「子供たち連れて帰るから、ゆっくりしてていいよ?」と言いますが、「私も行きたい。」と言ってくれます。
妻も子供たちもおじいちゃんおばあちゃんが大好きです。
母がリビングからいなくなると探しにいき、息子にいたってはおばあちゃんの膝の上が指定席かのように、遊ぶ時もご飯の時もそこに座っていました。
母も「この子、ちょっと本当に可愛いよね。」とメロメロになりながら、満更でもなさそうに抱っこしています。
妻も私がいなくても母と楽しそうに会話しています。
私にはできないことです。
そんな相思相愛の子供たちと妻と母を残し、父と私で出かけることになりました。
家にある大きなゴミ(自転車2台)を、地元の工場へ車で運ぶためです。
一緒に自転車を車に乗せている時、父の歩幅が明らかに小さくなっていることに気がつきました。
「ザッザッ、パタパタ」とやたらと靴の音が響くのです。
最初は急いでいて靴をしっかり履いていないのかと思いましたが、少し離れて観察してみると、膝なのか腰なのかが悪そうな、痛みを庇うような歩き方になっていました。
健康寿命72歳。親の終活は「私の終活」
「両親が生きているうちに、たくさん素敵なことをやっておきたい。」
最近私の中に強くあったこの感情が、父の老いていく姿を見たことでさらに大きくなりました。
「素敵なこと」といっても、立派な親孝行という大それたことではありません。
両親がいなくなった時に、自分自身が納得できるように思い出を作っておきたかったのです。
言ってしまえば「自己満足」ですね。
でも、この自己満足が、結果的に両親の幸せにつながればいいなと思っています。
車の中で、私は父に話を振ってみました。
「日本人の男性の健康寿命って72歳らしいよ。今何歳だっけ?」
「71歳。」
父の言葉に、私の方が衝撃を受けました。
健康寿命まで、あと1年。
「早くやりたいことをやり切らないと」という気持ちがさらに強くなりました。
理解できた父の幸せ
両親と深い話をしてこなかった私は、どう話せばいいか迷いましたが、相手がどう思うかはともかく、思い切って聞いてみることにしました。
「死ぬまでにとか、元気なうちにやっておきたいことってないの?」
突然の質問に、父は悩みながら答えてくれました。
「やりたいことは探せばあるんだろうけど、今は仕事したり畑したりドラマ見たりで、そんなことを考えている時間も勿体無いって感じかな。」
今回、自転車を引き取ってくれた工場の方も父の仕事の知り合いでした。
71歳になっても現役で、体が動くうちは仕事を辞めるつもりはないようです。
父にとっては、新しいことや思い出に残ることよりも、日常をいつも通りに過ごしていくことが幸せなのかもしれません。
そんな父の「やりたいこと」を少しだけ理解できたような気がしました。
引き出せた「昔の趣味」
しかし、私はどうしても父と一緒に何かをしたくて、少し踏み込んでみました。
「私はお父さんとやりたいことがあってさ。まずは死ぬ前に最後のキャッチボールをしたい。きっとお父さんは肩が上がらないし、ボールも見えにくくなっているだろうけどね。」
冗談めかして本音をぶつけてみましたが、父は「はっは」と笑うだけで何も言ってくれませんでした。
父の立場で考えてみると、自分の体の衰えをはっきりと自覚するのは、とても怖いものなのかもしれません。
これまた難しいところです。
そこで、もう一つのやりたいことを語ってみました。
「山に登って絵を描いてみたいんだよね。三脚みたいなやつ立てて、お父さんと私と、娘も絵が好きだから、3代で横に並んで同じものを描いてみたいんだ。」
すると、こちらの反応はとても良かったのです。
「おう、楽しそうだな。」とポジティブな声が返ってきました。
父は昔、絵を描くのが好きだったようですが、私が生まれてからなのか、仕事が忙しくなってからなのか、久しく描いていませんでした。
「お父さんはどんな絵を描いてたの? 山の上で描くなら何が必要なの?」
そう聞くと、父は少し考えて、これまた饒舌に答えてくれました。
「俺は水彩画も油絵も一通りやったことがあるからなんでもいいな。あとは自分がどんなふうに描きたいかが大事だな。片付けが楽なのは鉛筆一本だし。子供にやらせてみたいなら油絵も楽しいだろうけど……」
結論、なんでもいいからこちらの都合で準備をして、父を山に誘ってみようと思いました。
子供の頃から、父とこんな話をしたことはありません。
こんな話をできたこと自体が私にとっては嬉しいことでした。
父と一歩近づけたというか、理解できたというか、関係を進められたという「自己満足」を感じました。
これは本当は「父が仕事を辞めてから」と考えていたのですが、父は仕事を辞めそうにないので、早いうちに実現したいなと思いました。
後悔しないために、私が選んだ「自己満足」
大きな変化ではないけれど、両親がいなくなる前にもっとたくさん両親を知り、もっとたくさんの思い出ができたらいいなと思います。
後悔してもしきれない、なんてことにならないように。
今日はこれから父の畑仕事を捗らせるために、新しい農具を買ってこようと思います。
屈んで草を取ったり耕したりするのがつらくなってきた父の助けになればと、昨日の夜にどんな農具がいいか本人と相談済みです。
以前、水撒き用のホースをプレゼントした時もとても喜んでくれたので、今回も喜んでくれればいいなと思います。
親の終活は、私にとっても終活です。
私と父の、私と母の、一つの物語が終わる前に、終わった後に、心から納得できるように行動したいと思います。
皆さんも、ご自身の「自己満足」から、親との小さな思い出作りを始めてみませんか?
それがきっと、お互いの【人間関係の幸福】を深めてくれるはずです。
今日の小さな一歩
「親が昔好きだったこと」を聞いてみる。
親の昔の趣味や、得意だったことを質問してみましょう。
あなたも知らなかった意外な一面を知ることができ、今回のように一緒に楽しめる新しいきっかけが見つかるかもしれません。
まずは次回の帰省時や、電話のついでに、何気なく聞いてみることから始めてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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あなたの日常にも、素敵な幸福のヒントが見つかりますように。

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