休日の子連れのお出かけ。
特に人混みが予想されるイベントは、行く前から気合いがいりますよね。
「絶対大変だから行きたくないな……。」と悩むことも多いのではないでしょうか。
実は昨日、我が家はとあるキャラクターショーに行ってきました。
しかも、午前と午後で1日2回も。
おかげで、全身が筋肉痛でバキバキになりながらも、心の中は不思議とあたたかい幸福感で満たされています。
今回は、子供の「やりたい!」を全力で叶える中で見つけた、親の大変さを幸福に変える優しさの連鎖のお話です。
出遅れた1回目。娘の涙と私の「図々しさ」
1回目のショーは、完全に出遅れてしまいました。
会場に着いたのは開始10分前。
すでに人は溢れかえり、中に入っていくことすら難しい状態でした。
ショーの集客力と、親御さんたちの本気を完全に侮っていたのです。
「今日はちょっと難しいよ……。」
娘に何度もそう言い聞かせましたが、その度に悲しそうな涙目になって訴えてきます。
「や〜だ!ショーみたい〜!」
これが普段のように怒りながら、不貞腐れながらだったら、こちらの気持ちもまた違っていたでしょう。
でも昨日は、シクシクと悲しそうに涙をこぼしていました。
本当の本当に楽しみにしていたんだなということがひしひしと伝わってきます。
そんな涙を見せられると弱いのが私です。
ふと、会場の脇に荷物が置かれているところを発見しました。
本来の荷物置き場ではなく、柵の内側で座って見ている人たちがなんとなく荷物をまとめている場所です。
「荷物を少し詰めさせてもらえば入れる。」
そう確信した私は、荷物少しだけずらさせてもらい、娘と息子を連れてその脇に忍び込みました。
娘の安心した顔を見て、私もホッと一息。
さらに荷物に紛れて会場を眺めていると、柵の内側に小さなスペースを発見しました。
ここでも私の図々しさが発動します。
「すみません。子供だけそこに入れさせてもらってもいいですか?」
荷物を動かすことも、他人に話しかけることも、普段の私なら絶対にやらない図々しさです。
でも「子供の笑顔のためなら少しぐらい」と頑張れてしまうのが親という生き物なのでしょうね。
話しかけられたご家族は少し驚いていましたが、快く娘を入れてくれました。
親切な人がいてくれて本当に良かったです。
入れてもらった娘は安心したのか、目に涙を浮かべながら正座してショーを楽しんでいました。
ときおりこちらをチラッと見て、「パパ見てる?」「楽しいね」と目で訴えてきます。
娘が笑顔を向けてくるたびに、私も全力の笑顔を返しました。
楽しそうにキャラクターを応援し、歌って踊る娘の姿を見られただけで、諦めずに頑張ってよかったと心から思えました。
ショーが終わった後、入れてくれたご家族に娘と一緒に「ありがとうございました。」と深くお礼を伝えて会場を出ました。
娘に「親切な人がいてよかったね。」と言うと、娘も元気よく「うん!」とスキップしていました。
まさかの2回目参戦!腕の限界と神様との遭遇
やり切った感に包まれて帰ろうとしたとき、とあるアナウンスが響きました。
「今日は午後もショーがあります。みんな、待ってるよー!」
司会のお姉さんが言った途端、娘の顔がぐりんと会場を向きました。
それはもう、妖怪のように、本当に「ぐりんっ!」と音が聞こえるぐらい、娘の首が回ったんです(笑)。
「パパ!午後もショーがあるって!」
1回目のショーの間、息子を抱っこし続けて私の腕はすでに限界。
「午後はもういいんじゃない?」という言葉が喉まで出かかりましたが、娘のキラキラした目を前に、あっさりと飲み込まれました。
午後も参戦決定です。
「腕、大丈夫かな?」と、それだけが不安でした。
午後は教訓を活かし、30分前に到着。
それでも会場はすでにパンパンです。
「また親切な人がいてくれるといいね。」 午前中の奇跡がよほど嬉しかったのか、娘は少し図々しくなっていました(笑)。
ただ、早く来たおかげで、午後は私も妊娠後期の妻も、息子も一緒に柵の中に入ることができました。
立ち見をしていると、娘の名前を呼ぶ声が。
なんと、娘の保育園のお友達がいたのです。
「隣座る?」
そう声をかけてくれたお友達のお母さんが、「親切な人」を超えて神様に見えました。
娘が座れたことはもちろん、妊娠中の妻が座れたことに心底安心しました。
ショーが始まり、娘はやっぱり大興奮。
ニコニコ、ハラハラしながらキャラクターを見守っています。
一方こちらはというと、30分も待たされて限界を迎えた息子が大暴れ。
抱っこから降ろせば「抱っこして!」、抱っこすれば「降ろして!」と体をよじって抵抗する息子に、私の腕は悲鳴をあげていました。
それでも他の人の迷惑になるわけにはいきません。
「今日はここで腕を使えなくなってもいい!」と覚悟を決めて耐え抜きました。
すべては娘の笑顔のためです。
「ホクホク顔」の娘と、心地よい全身筋肉痛
ショーが終わると、なんとハイタッチ会が待っていました。
娘は大興奮で参加し、息子は会場外でお散歩タイム。
戻ってきた娘の顔は、なんだかテカテカ、ツヤツヤしていました。
お手本のような「ホクホク顔」です(笑)。
もちろん、座らせてくれたお友達とお母さんに、ここでもしっかりと感謝の気持ちを伝えて別れました。
私の腕は限界をとうに超えていましたが、娘のこんな顔が見られたなら、頑張った甲斐があったなと心から思えました。
さて、2回のショーの間、息子を抱っこし続け、無理な体勢をキープした私の体は、今朝になって全身筋肉痛です。
ふと、自分でも不思議に思います。
私はもともと人混みが嫌いで、面倒くさがりで、「ここいいですか?」なんて他人に声をかけるような人間ではありませんでした。
それでも、昨日の私は子供のためならできてしまいました。
子供の「やりたい」を叶えるのは、まさに親にとっての「推し活」です。
お金も体力もすり減りますし、時には少し図々しく踏み込む勇気も必要です。
でも、その先にある「推し(子供)の笑顔」は、何物にも代え難い最高のリターンなのです。
全身の痛みを感じても、「やめておけばよかった……。」とは1ミリも思いません。
むしろ、「また行きたいな。」とすら思っています。
そして何より、見知らぬ私たちに場所を譲ってくれたご家族や、声をかけてくれたお友達のお母さんのように、「今度は私が『親切な人』になりたい。」と強く思いました。
実は他人の優しさに触れた私はというと、立ち見している私の前に、柵の外で「見えないー!」と泣いている子を入れてあげました。
・自分が立ち見していたら見えない子供を入れてあげる。
・自分が座っていたら我が子を抱っこして席を1つ空けてあげる。
その程度で十分なのだと思います。
子供のために少しだけ図々しく行動し、そのぶん周りにはたっぷりと親切にする。
そんな親の背中を見せながら、温かい人間関係の輪を広げていきたいと感じた1日でした。
今日の小さな一歩
子育ては毎日がハードな推し活ですが、周りの優しさに頼ることで、その負担は「幸福」に変わります。
・子供の「やりたい!」に一度だけ全力で乗っかってみる。
・困っている親子を見かけたら、ほんの少し場所を譲るなどの「小さな親切」をしてみる。
まずはどちらか一つ、試してみませんか?
誰かの優しさに触れたり、誰かに優しくできた時、あなたの心の幸福度もきっとグンと上がるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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実は昨日もドタバタだった我が家。
そんなドタバタの中にも親としての成長を実感しました(笑)↓
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