試験中や仕事中、「もうダメかもしれない……。」と諦めかけた経験は誰にでもありますよね。
私は昨日、日商簿記3級のネット試験を受けてきました。
結果は、80点で見事合格!
どのような勉強をしたのかはまた別の記事でまとめることにして、今回はこの大きな喜びと、試験当日のリアルな体験、そしてピンチを乗り越えたマインドセットについて記録しておきたいと思います。
予想外の環境と周囲のプレッシャー
昨日はいつもどおり仕事があり、仕事終わりの試験でした。
会場に向かう私は、「こんなにドキドキするのはいつぶりだろう?」と思うくらいドキドキしていました。
それというのも、ウェブで公開されているサンプル問題は何度解いても正確な点数がわからず、AIに相談しても「合格圏内にはいますが、ギリギリです」という回答ばかり。
やれるだけのことはやったという気持ちもありましたが、正直、不安が大きかったのです。
しかし、その不安は試験会場でさらに膨れ上がることになります。
まず驚いたのは、試験用パソコンの使いにくさでした。
画面が大きすぎて全体を視界に入れるのが難しく、キーボードの打感も普段とは違います。
この時点で大焦り。
タイピングも普段のようにはいかず、加えて、他の受験者のタイピングや電卓を叩く音の速いこと速いこと……。
「時間足りるかな?」と、周囲に響く音を聞きながらどんどん不安になっていきました。
初見問題のオンパレードと「最悪の想定」
さらにのしかかってきたのが、初見の問題の難しさでした。
簿記3級は3問で構成されています。
第1問の単純な仕訳問題は普段通りできたように思いますが、パソコンの操作に手間取り、いつも以上に時間がかかってしまいました。
私は第2問が苦手なので、次は第3問から取り掛かる作戦でした。
しかし、ここでピタッと手が止まります。
「サンプル問題で見たことない指示が出てる……。」
第3問は、1つ間違えると連鎖的に他の数字も間違ってしまう恐ろしい大問です。
冷や汗が流れました。
「妊娠中の妻に子供たちを任せて、しかも家計から3,300円も出したのに、これで不合格になったらどんな顔して帰ればいいんだろう……。」
最悪の想定が頭をよぎります。
ひとまず、計算が合っていないと分かっていながらも、部分点だけでも拾おうと他の欄を埋めました。
残る第2問も、サンプル問題で見たことのない問題のオンパレードです。
「今までの基礎基本を総動員して、理解しきれていなくとも部分点だけは取る!」と意気込んだものの、その時、他の受験者が試験を終えて会場を出始めました。
「もう!?」と私の焦りは最高潮に達し、同時に「できる人にとってはそんなに簡単なのか……。」と深く落ち込みました。
脳のブレーキを外す『ドラゴン桜2』の教え
第3問は自信がなく、第2問は壊滅状態。
残り時間は10分を切っている。
「もう諦めて出てしまおうかな?」と思った時、試験の1週間前から読んでいた漫画『ドラゴン桜2』のある話を思い出しました。
それは、「努力できる人とできない人の違い」についての話です。
努力できる人は「努力が報われる!」と考えてそれを推進力にする一方、努力できない人は「こんな努力は無駄!」と考えて、自らブレーキをかけてしまうのだそうです。
私はきっと「努力できない人」でした。
でも、それが分かっていたからこそ、「今諦めようとしているのは、私の脳がブレーキをかけようとしているんだ!」と気づき、そのブレーキを取り外すことができたのです。
他人が早く終わったからといって、私の試験の出来には関係がありません。
とにかく試験終了まで、全力で悪あがきしてみることにしました。
人生、何がどうつながってくるかわからないものです。
「何か試験勉強に役立つかも?」と軽い気持ちで読んでおいてよかったと思います。
信じられなかった「合格」の二文字
「試験終了」の表示とともにパソコンの操作ができなくなったときには、「えっ!もう!?」という感じでした。
残っていたはずの時間は、一気に溶けていきました。
「今回の試験はダメだったかもしれないな……。」
「ダメでも、家では重たい空気を出さないようにしないと。」
「それにしても、また3,300円かあ……。」
そんなぐじぐじとした思いを抱えながら、結果を表示するためのクリックすらできずにいました。
大きく深呼吸をして、震える手で結果をクリックします。
結果が表示されるまでの数秒が、永遠のように長く感じました。
画面に表示されたのは「80点」。
そして、大きく「合格」の文字がありました!
私の中ではもう落ちたことになっていたので、初めは現実を受け入れられず、「これ本当に合格?」「結果画面のサンプル例じゃないの?」「自分の結果を見るにはどうしたらいいの?」と一人でパニックになっていました(笑)。
しかし、どこをどう見ても自分の名前が書いてあります。
会場のスタッフの方に試験結果を印刷してもらい、合格証を確認したところで、ようやく自分が本当に合格していることを実感しました。
そのぐらい、私にとっては「合格」が信じられませんでした。
努力の先にある【キャリアの幸福】
そのあとは気持ちがふわふわしていました。
・今までの努力が報われて嬉しい。
・ひとまずやり切った。
・また何か別の勉強も始めたい。
そんな浮ついた気持ちで家に帰り、妻に何度も「嬉しい」「よかった」を繰り返してしまいました。
妻は鬱陶しがらずに「よかったね。」「パパが嬉しそうで私も嬉しいよ。」と、何度も私の高揚に付き合ってくれました。
「体から3センチぐらい幸せオーラが出てるよ。」とも言われました。
傍目から見てもわかるぐらい、私は幸せだったのですね。
日頃から仕事や趣味で【キャリアの幸福】を感じることはありますが、こんなに大きな幸福を感じたのは久しぶりでした。
試験や新しい挑戦で壁にぶつかり、心が折れそうになることは誰にでもあります。
しかし、そんな時こそ「脳のブレーキ」に気づき、泥臭く悪あがきをしてみることで、道は開けるのかもしれません。
【キャリアの幸福】は、自分の熱中度合いや、諦めずに踏ん張った努力の大きさに比例して大きくなるものなのでしょうね。
「努力できない人」だった私が、また次の努力をしたいと思えるほど、それはとても魅力的な幸福感でした。
今日の小さな一歩
悪あがきしてみる。
仕事や勉強で「もうダメかも」「無駄かも」と諦めそうになっていることはありませんか?
例えば家事や育児でも「明日でいいか」と諦めてしまうことがあると思います。
もしかすると、それはあなたの脳がブレーキをかけているだけかもしれません。
今日はあと5分だけ、自分を信じて「悪あがき」してみませんか?
その一歩が、明日のあなたの大きな幸福につながるかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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おまけ
記事内でも紹介しましたが、漫画『ドラゴン桜2』は私の試験勉強のラストスパートを支えてくれました。
東大と簿記3級の試験を比べたら鼻で笑われてしまうでしょうが、「主人公たちも頑張ってるし!」と何度かは本当に思いました。
試験1週間前からは朝3時に起きて勉強をできたのは、ほとんどこの漫画のおかげだと思っています。
「勉強の仕方」だけでなく、「勉強のマインド」を整えたい人はぜひ読んでみてください。
ちなみに私は地域の図書館で借りてきましたよ〜。
「わざわざ買うのはな〜……。」という人は図書館をのぞいてみるのもいいかもしれませんね。
おまけ②
試験が終わって妻から衝撃の一言を言われました。
「これでパパのイライラもなくなるね。」
大反省です。
寝不足のせいか、試験への不安のせいか、自分では気づきませんでしたが、イライラを外に出していたようです。
自分は【キャリアの幸福】を感じておいて、家族には気を使わせ、家庭の雰囲気を悪くするなんて言語道断です。
幸せを追求する者としてまだまだ精進が必要だと思いました。