最近、ご両親に連絡したのはいつですか?
「いつか親孝行しなきゃ」と思いつつ何をしていいか分からず、または「今は忙しいからもう少し余裕ができたら」と先延ばしにしていませんか?
実は、最近の私の親孝行はもはや「自己満足」の領域に片足を突っ込んでいます。
でも、それでいいと気づいた出来事がありました。
今回は、親孝行の失敗を通して感じた【人間関係の幸福】についてのお話です。
思いつきの「WBC作戦」と見事な空振り
昨日はふと思いたって、父親に「WBC見たい?」と電話をしてみました。
というのも、今回のWBCはNetflixの独占配信で、地上波では見られません。
昭和親父の例に漏れず野球好きな父のことですから、絶対に見たいはずだと思ったのです。
X(旧Twitter)で「最近は初月500円未満で加入できる」という情報を見かけたことも後押しになりました。
ワンコインで親孝行できるなら安いものですよね。
父はクレジットカードを持っているかすら怪しく、スマホでの契約は確実にできないため、私の名義で契約してあげようと企んでいました。
ところが、何度電話しても出ませんし、折り返しもありません。
一応LINEで用件だけ伝えておきました。
しかし買い出しや子どもたちのお昼寝など、一通りの用事を済ませても音沙汰がありません。
既読すらつきません。
「そもそも携帯電話を携帯してないからなあ……。」と諦めかけ、実家に帰って直接確認しようと準備を始めたその時です。
やっと父からLINEが来ました。
最近LINEに慣れてきて文字を打つのが楽しい父からは、内容よりも「謎のスタンプ」のほうが気になるメッセージが届きました(笑)。
肝心の内容はというと、「今は刑事ドラマを見ていて手一杯。WBCを見る余裕はない」とのこと。
私の親孝行は、見事なまでのお節介だったようです。
親のことって、意外とわからない
こうして実家の両親のことを考えてみると、意外とわからないことが多いと気づかされます。
「絶対にWBCを見たいだろう」という私の予想は外れ、父にとっては案外どうでも良いことでした。
親相手でも、ニーズを的確に捉えようとすると意外と難しいものです。
今回は思いつきで動いたため、危うく必要もないのに実家に帰り、何もせずにUターンしてくるところでした。
その無駄な移動に家族まで巻き込んでいたかもしれないと思うと少しゾッとします。
しかし、この「自分勝手で自己満足な親孝行」のおかげで、私の中で親へ連絡するハードルがぐっと下がったような気がします。
今までなら絶対に親に連絡なんてしませんでした。
なんなら、連絡が来ても返事の必要がなければ返さなかったのは私の方です。
そんな私が少しずつ、本当に少しずつですが、些細な用事でも気楽に連絡を取れるようになってきたのです。
親孝行は「未来の自分」を癒やすため
人はいつ亡くなるかわかりません。
父は祖父が亡くなった年齢に近づいてきましたし、母は同じことを何度も聞いてくることが増えました。
二人とも体は細くなり、足腰も悪くなっていく一方です。
だからこそ、私はこれからも「自分勝手に、自己満足のために」親孝行をしたいと思います。
親孝行は、もちろん親に喜んでもらうためのものですが、実は「親が亡くなったときの自分のため」でもあると思うのです。
いつかその日が来たとき、きっと私は「もっと親孝行しておけば良かった」と後悔するでしょう。
どんなに尽くしても、そう思うはずです。
でも、その深い悲しみの中に、「あの時の旅行は楽しかったな」「孫を抱っこしているときの写真はすごく嬉しそうだね」といった、自分の心を少しでも癒やせる思い出が残っていてほしいのです。
親孝行と言いつつ、この年になっても両親に甘えているだけなのかもしれません。
それでもいいと私は思っています。
両親が元気なうちにたくさん親孝行をして、たくさん甘えたい。
これからも、自分勝手に親孝行させてもらおうと思います。
できることなら、それが親にとっても幸せな思い出となるように、たくさん悩んで行動していきたいです。
気楽な親孝行が幸福度を上げる
「親孝行=親が喜ぶ完璧なプレゼントや旅行」と難しく考える必要はありません。
今回のように見事に空振りしてもいいのです。
大切なのは、相手を思って行動すること。
その相手を思った行動自体が、自分自身の心を満たす【人間関係の幸福】となって返ってきます。
皆さんも難しく考えず、まずは自己満足から「気楽な親孝行」を始めてみませんか?
今日の小さな一歩
親に連絡してみる。
親孝行のハードルを下げるために、今日はご両親に「謎のスタンプ」でもいいので、LINEを1通送ってみましょう。
「WBC見たい?」「最近困ってることない?」といった、本当に些細な日常のひとコマで十分です。
その小さなコミュニケーションが、未来のあなたを癒やす大切な思い出に変わりますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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