「親なんだから、常に冷静でいなければならない。」
「親として、毅然とした態度を示さなければならない。」
あなたも、そんなふうに自分を追い詰めてしまったことはありませんか?
私は先日、自分の未熟さを痛感する出来事がありました。
でも、その失敗の先に待っていたのは、想像以上に温かい「許し」と「絆」の時間でした。
今日は、私が娘との喧嘩を通じて学んだ、「弱さを見せることで深まる家族の幸福」「大切な人がそばにいることの幸せ」についてお話しします。
「もうしない」の約束を破った娘
ことの発端は、一昨日の散歩中の出来事でした。
以前、「1人で親の目の届かないところへ行ってはいけない。」と約束したはずの娘。
本気で心配して叱り、「もうしない」と誓ったはずなのに、彼女は笑顔でその約束を破り、また1人で走り去ってしまったのです。
その瞬間、私の中に湧き上がったのは、心配を超えた激しい怒りでした。
「ここで怒鳴ったら、娘を深く傷つけてしまうかもしれない。」
そう感じた私は、自分の心をコントロールするために、娘との会話を閉ざしてしまいました。
結果として、丸一日、娘と口をきくことができませんでした。
それは「しつけ」というよりも、未熟な私が怒りの感情に飲み込まれないよう、必死に心を保つための、ある種の「逃げ」でした。
不甲斐ない涙と、娘への謝罪
一日が経ち、ようやく心が落ち着いてきた頃、「このままではいけない。」と勇気を振り絞って娘を呼び出しました。
「話をしなければ。」そう思って向き合ったものの、話し始めると昨日の感情が蘇り、親である私の方が情けなくも泣いてしまったのです。
娘はケロッとしていて、もう忘れているようにも見えました。
それでも私は、涙ながらに言葉を紡ぎました。
「勝手にいなくなって、すごく心配だったし悲しかった。」
「怒ってしまって、無視をしてしまってごめんね。」
「あなたが大切だから、もう危ないことはしないでほしい。」
これは私の自己満足だったかもしれません。
でも、不甲斐ない涙を見せてでも、「あなたのことが大切なんだ。」という想いだけは届けたいと思いました。
拒絶を越えて見えた「本当の愛」
話が終わると、娘はすぐに妻の元へ走っていきました。
「ああ、やっぱり見限られてしまったのかな。あんな態度をとったんだから仕方ない。」
そう諦めかけていた私に、驚くべき変化が訪れました。
その日の娘は、いつも以上に私にベタベタと甘えてきたのです。
・ご飯のときは「パパが隣がいい。」「食べさせて〜。」と甘える。
・スマホを見ていると、膝に乗ってきて一緒に画面を覗き込む。
・買い物に行けば「パパがいい。」と小さな手で私の手を握りしめる。
・寝るときは1枚の布団に2人で入り、手や足が触れ合う距離で眠る。
「パパ、抱っこして!」「パパが好き!」 一日のうちに何度も聞いたその言葉。
「まだ好きでいてくれたんだ。」という安堵と同時に、「あんなに無視されて、娘はよっぽど不安だったんだな。」という強烈な申し訳なさが押し寄せました。
親からの拒絶が、幼い心にどれだけの影を落としたか。
それでも娘は、私を許し、その小さな体全部で、全力の愛を伝えてきてくれたのです。
家族には「未熟さ」を見せてもいい
今回の出来事で、私は一つの大切なことに気づきました。
それは、「家族の前では、完璧な自分でなくてもいいのかもしれない。」ということです。
私は未熟でした。
娘を拒絶しなければ心を保てないほどに。
でも、そんな情けない姿を見せても、娘は私を受け入れてくれました。
もし、私が完璧な親を演じ続けようとしていたら、この「許される喜び」や「抱きしめ合う温かさ」をこれほど深く感じることはなかったでしょう。
大切な人がすぐそばにいて、触れ合えることがどれほど幸せなことか。
娘を抱っこして、一緒にただ動画を見ているだけの時間。
娘の重みと温かさを感じながら過ごしたその時間は、私の生涯の宝物として心に刻まれました。
自分の未熟さも、家族の未熟さも受け入れて、許し合う。
そうして少しずつ「幸せな家族」になっていければいいなと思います。
今日の小さな一歩
完璧な人間関係を目指す必要はありません。
もし、感情的になってしまったり、失敗したなと思ったりしたときは、次のことを試してみてください。
「ごめんね」と言って、ただ抱きしめる。
理屈や言い訳は必要ありません。
あなたの弱さをさらけ出し、相手の体温を感じるだけで、言葉以上に伝わる「愛情」があります。
その一歩が、あなたと大切な人との絆を、より強く、優しいものにしてくれるはずです。
このブログでは、このように日常に潜む「ゆるい幸福」を、5つの側面(身体的、キャリア、経済的、人間関係、社会的)から探求しています。
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