皆さんは、最後に上のお子さんと「二人きり(あるいは両親独り占め)」の時間を作ったのはいつですか?
兄弟姉妹がいると、どうしても下の子のお世話に手がかかり、上の子に「ちょっと待っててね。」と言ってしまうことが増えますよね。
私は普段、幸福を次の5つに定義して、ゆるく追求する生活を送っています。
・身体的な幸福:心身の健康
・キャリアの幸福:仕事や趣味への熱中
・経済的な幸福:お金に関する安心
・人間関係の幸福:大切な人との繋がり
・社会的な幸福:コミュニティでの役割
今回は、娘のお遊戯会での出来事を通じて、【人間関係の幸福】について、少し違った視点から考えてみたいと思います。
それは、「離れることで深まる絆」と「親の自立」についてです。
義母からの予期せぬ提案と、親としての葛藤
先日、娘の保育園でお遊戯会がありました。
我が家には1歳の息子もいるのですが、今回は妻と私、娘の3人だけで参加してきました。
きっかけは、現在同居中の義母の一言でした。
「息子ちゃんのことは見てるから、3人でお遊戯会に行っておいで。」
現在、怪我の療養のために同居している義母。
怪我の影響で抱っこもできない状態です。
「息子が大泣きしたらどうしよう。」
「怪我をしている義母に負担をかけすぎではないか。」
正直なところ、ありがたさよりも不安の方が大きく、家を出る瞬間まで「申し訳ないから連れて行きます。」と言い出しそうな自分がいました。
「ありがたい」という感謝よりも、どこかモヤモヤとした罪悪感を抱えながら、妻と娘と3人で家を出発しました。
久しぶりにパパとママを独り占めした娘の変化
しかし、そんな私の不安は、家を出た直後の娘の姿を見て吹き飛びました。
娘のテンションが、明らかにいつもと違うのです。
一人で走って先に行ったかと思えば、私たちが追いつくのを待って、私と妻の間にスッと入ってきました。
左手で私の手を、右手で妻の手をぎゅっと握る娘。
そういえば、最近の保育園の送り迎えでは、手を繋ぐのを拒否することが増えていました。
それなのに、昨日は自分から力強く握ってきたのです。
そのまま、私と妻の手に全体重を預けてぶら下がるように歩く娘。
「パパとママを独り占めできる!」 言葉にはしませんでしたが、その体全体から喜びが溢れていました。
その姿を見た瞬間、私はハッとさせられました。
「息子のことを心配してばかりで申し訳ない。今日は娘の成長と、今のこの可愛い姿だけに集中しよう!」
そう心に決め、保育園への道を歩きました。
「見ること」に集中できるという贅沢
お遊戯会が始まると、娘は劇やダンスを一生懸命披露してくれました。
舞台上の娘は少しおすまし顔。
私たちが手を振っても、恥ずかしがってなかなか振り返してくれません。
それでも私たちがめげずに手を振り続けると、一度だけ、はにかみながら小さく手を振り返してくれました。
(アイドルにハマる人たちの心理を理解しました笑)
周りを見渡せば、小さい弟や妹を抱いて、泣き声に気を使いながら大変そうにしている保護者の方々がたくさんいました。
先日の運動会では、私たちもそうでした。
途中で息子がぐずってしまい、夫婦交代で会場の外へあやしに行き、娘の姿を遠目からしか見られなかったのです。
娘は観客席に戻ってきては、「パパは?ママは?」と不安そうに探していました。
しかし今回は違います。
最初から最後まで、私たちはずっと娘だけを見ていました。
娘は「自分だけを見てくれている。」という嬉しさと恥ずかしさが混じった表情をしていました。
恥ずかしくて困ってしまうけど、嬉しいから上手に演技をしたい。
そんな娘の喜びが手に取るようにわかりました。
息子には申し訳ないけれど、娘のことを思えば、息子を任せてきて正解だったなと心の底から思いました。
1歳からの「子離れ」と「親の自立」
帰宅すると、息子は義母に見守られてぐっすりと眠っていました。
私たちが心配していた以上に、息子もまた「親がいなくても大丈夫」な強さを身につけ始めていたようです。
今回の経験で感じたのは、「しっかりそばにいる時間」と「あえて離れる時間」のバランスの大切さです。
「子供がまだ1歳なのに、もう子離れ?」と思われるかもしれません。
でも、私はいつだって子離れのことを考えています。
それは、子供が可愛くないからではありません。
逆です。
子供が離れていく時が、どうしようもなく寂しいと分かっているからです。
いつか必ず来る「巣立ち」の時。
その時に、寂しさを埋めるために子供に依存してしまう親にはなりたくありません。
子供がいなくても自分の人生を楽しめる、自立した「かっこいい親」でありたい。
でもやっぱりそれまでは、子供たちとベッタリと一緒にいたいのです。
そのためにも、子供と一緒にいる時間を大切にしつつ、子供と離れる時間も意識して作る必要があります。
たまには下の子を預けて上の子と向き合うこと。
たまには子供と離れて夫婦の時間を持つこと。
こうした小さな「離れる練習」の積み重ねが、子供たちの自立心を育て、同時に私たち親自身の「個としての幸せ」を確立していくのだと思います。
今日の「小さな一歩」
記事を読んでいただきありがとうございます。
最後に、今日からできる「幸福度を上げる小さなアクション」を提案します。
【あえて「頼る」勇気を持つ】
もし、ご実家やパートナー、あるいは一時保育などのサービスを利用できる環境があれば、思い切って数時間だけでも子供と離れる、あるいは兄弟を別々に見る時間を作ってみてください。
「申し訳ない」という罪悪感は、再会した時の「ありがとう」「大好き」というエネルギーに変わります。
子供に集中するために、周りに頼ることは決して悪いことではありません。
それは、家族全員の幸福度を高めるための戦略的な選択です。
このブログでは、このように日常に潜む「ゆるい幸福」を、5つの側面(身体的、キャリア、経済的、人間関係、社会的)から探求しています。
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あなたの日常にも、素敵な幸福のヒントが見つかりますように。
