皆さんは、お子さんの送迎をどのようにされていますか?
忙しい朝、車や自転車でサッと送ってしまいたいのが本音かもしれません。
私の娘が通う保育園は、自宅から500mほどの距離にあります。
車なら一瞬で着いてしまうこの距離を、我が家では毎日、雨の日も風の日も「徒歩」で通っています。
「近いから歩いているんでしょう?」
それももちろんあります。
しかし、実はあえて歩くのには、私なりに大切にしている「幸福のための理由」があるのです。
今日は、昨日の嵐のような朝に感じた、娘の成長と「徒歩登園」がもたらしてくれた幸福についてお話しします。
車では見落としてしまう「宝物」の時間
私が徒歩登園にこだわる理由の一つ目は、「娘と手をつないで歩ける時間は、今しかない」と気づいたからです。
娘を保育園に送っていけるのは、たったの3年間。
その限られた時間を、車という密室で移動するだけで終わらせるのは、なんだかもったいない気がしました。
せっかく一緒に歩ける距離なんだから、一緒に歩きたいと思ったのです。
歩いていると、車では見えない世界が見えてきます。
・道端の石やお花を見つけて大事に持ち帰る
・雑草と背比べをする
・時にはかけっこをして、いつもと違う路地へ冒険する
振り返れば、こうした「何気ない道草」こそが、娘とのとかけがえのない思い出になっています。
効率よりも、この愛おしい時間を優先する。
それが私にとっての「幸福」の選び方なのです。
「傘をまっすぐ持つ」という人生1週目の課題
二つ目の理由は、シンプルに「強くなってほしいから」です。
娘だってあと2年と少しで小学生。
我が家から小学校までは結構な距離があるため、今のうちに体力と精神力を鍛えておきたいという親心がありました。
昨日は玄関を開けると、前日とは一段違う冷たさの風と、横殴りの雨。
大人でもひるむような天気ですが、娘はお気に入りの長靴と傘が使えることに大喜びです。
最近の娘の課題は「傘をまっすぐ持つこと」。
油断すると傘が横を向いてしまい、半身がびしょ濡れになってしまうのが常でした。
昨日も前を歩く娘は、風や雨の音に負けない大きな声で何度も聞いてきました。
「傘まっすぐになってる?」
「大丈夫、まっすぐだよ!」
私はそう答えながら、娘にバレないようこっそり傘の柄を支えながら歩いていました。
おかげで私の手はびしょ濡れです(笑)。
しかし、必死に小さな手で傘を握りしめる背中を見ながら、「自分も昔はこんな感じだったのかなあ。」「娘はまだ人生1週目だな。」と、後ろから微笑ましく見守っていました。
守られる側から、立ち向かう側へ
ところが、大通りに出た途端、そんな穏やかさは吹き飛んでしまうほど状況が変わりました。
今まで風を遮ってくれていた建物がなくなり、さらに突風が吹き荒れたのです。
「寒いー!」
思わず弱音を吐いたのは、娘ではなく私の方でした(笑)。
娘は違いました。
「全然寒くない!」
そう言い放ち、風に煽られる傘を両手で力強く握りしめ、前へ前へと歩いていくのです。
その小さな背中を見た瞬間、私の胸にこみ上げてきたのは、少しの寂しさと、大きな誇らしさでした。
「ああ、あなたはそうやって、いつか遠くへ行ってしまうんだね。」
一緒に歩き始めた半年と少し前。
傘デビューをした梅雨の時期も、暑い夏の日も、弱音を吐きながら乗り越えてきました。
これから冬が来て、雪が降り、道が悪くなっても、彼女はきっとこうして成長しながら乗り越えていくのでしょう。
親である私の方が、その小さな背中にたくさんのことを教えられ、成長させられているのかもしれません。
日常の「負荷」を幸福に変える
便利で快適な生活は素晴らしいですが、あえて少しの「不便」や「負荷」を取り入れることで、見えてくる幸福があります。
徒歩登園という選択は、単なる移動手段ではなく、娘の「生きる力」を育み、私に「親としての喜び」を与えてくれる大切な儀式でした。
皆さんも、もし日常の中で「ちょっと面倒だな」と思うことがあったら、それを「成長のチャンス」や「思い出作りの時間」と捉え直してみてください。
きっとそこには、効率化された生活では味わえない、じわりと温かい幸福が隠れているはずです。
【今日の小さな一歩】
次の雨の日、もし時間があれば、お子さんと(あるいは一人でも)あえて外を少し歩いてみませんか?
車や電車の中からはわからなかった、風の匂いや季節の変化、そして自分自身やお子さんの強さに気づけるかもしれません。
このブログでは、このように日常に潜む「ゆるい幸福」を、5つの側面(身体的、キャリア、経済的、人間関係、社会的)から探求しています。
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あなたの日常にも、素敵な幸福のヒントが見つかりますように。

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