「自分にとって本当に大切なこと」にお金を使えていますか?
私たちは資産形成や節約に励むあまり、つい「お金を使わないこと」が正義だと思ってしまいがちです。
しかし、私が考える【経済的な幸福】のゴールは、単にお金を貯めることではありません。
「自分や大切な人の幸福のために、迷わずお金を使える状態」こそが、その真の幸福だと思うのです。
今日は、たった1,100円の買い物が、我が家にプライスレスな幸せを運んでくれたエピソードをお話しします。
「推し活」の危機と、同居する義母の遠慮
現在、我が家では怪我をした義母をサポートするために同居生活を送っています。
実はこの義母、「SUPER EIGHT」の大ファンなんです。
昨日は彼らのライブがあったのですが、義母は怪我の影響で現地参戦を断念せざるを得ませんでした。
夕方、私が子供たちとお風呂から上がると、義母はリビングのテーブルの隅で、小さなノートパソコンでライブを視聴していました。
「もっと大きいテレビ画面で見ないの?」
私が妻に尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「テレビとつなぐケーブルがないの。迷惑かけられないからって隅っこで見てるみたい」
「そんなのダメだ!」
強く思いました。
かつて私も推し活に情熱を注いでいた身。
子供たちの声で推しの歌声がかき消されるなんてあってはなりませんし、なにより目の前に大きなテレビがあるのに使わないなんて、推しに捧げている人への冒涜(?)とさえ思います。
せっかくの楽しい推し活なのに、「居候している身だから……。」なんて肩身の狭い思いをさせたくもありませんでした。
推しに魂を捧げていた過去の自分を少しだけ思い出してしまった私は、すぐに動き出さずにはいられませんでした笑
1,100円は高いか、安いか?
「今すぐケーブルを買ってこよう。」
私がそう提案すると、妻は少し驚いた顔をしました。
「でも、高いし……たった1回のライブのためにわざわざ買ってもらうのも悪いよ。」
確かに、普段の私なら「1回しか使わないものにお金を使うのはもったいない。ゴミも増えるし…」などと考えたかもしれません。
しかし、この時の私に迷いはありませんでした。
「今しか見られないライブ、今しかできない体験には、最上の環境を用意すべきだ。」
そんな信念のもと、私はすぐに家を飛び出し、最寄りのダイソーへ走りました。
購入したのは、スマホ(Type-C)とテレビ(HDMI)をつなぐ変換ケーブル。

価格は1,100円。
ダイソーの商品としては高額です。
「たった数時間のために1,100円?」と思う人もいるでしょう。
でも、レジで支払う私の心は晴れやかでした。
これは単なるケーブル代ではない。
「家族の推し活の充実」という「価値」への投資だと、自然と思考が切り替わっていたからです。
むしろ、推し活が1,100円ではかどるなら安いなとも思っていました。
車で家に戻りながら、「価格」ではなく「価値」で判断できるようになった自分にビックリでした。
リビングがライブ会場に変わった瞬間
帰宅後、すぐにケーブルを接続し、テレビの音量を今まで出したことがないレベルまで上げました。
画面に映し出されるSUPER EIGHTのメンバーたち。
その瞬間、リビングの空気が一変しました。
大人たちは、歌に涙し、MCに大笑い。
子供たちは、リズムに合わせてノリノリでダンス。
ふと周りを見渡したとき、私は強烈な【人間関係の幸福】を感じていました。
同居生活には大変なこともあります。
でも、こうして3世代が同じ空間で、同じ時間を共有して笑い合える。
「ああ、幸せな空間だな」と心から思えたのです。
小さな「浪費」が教えてくれた「投資」の本質
翌朝、テーブルの上に置かれたケーブルを見て、私はしみじみと思いました。
「本当に、価値のある買い物だったな。」と。
これまで家計管理や資産形成に取り組んできたおかげで、自分にとっての「お金の価値」が理解できるようになってきました。
無駄な出費を抑えるために、「幸せを感じる/感じない出費は?」とことあるごとに夫婦で考えてきた結果だと思います。
そのおかげで、少しずつですがお金も貯まってきました。
お金に余裕があるからこそ、この幸福な瞬間を逃さずに済んだのだとも思います。
大切なのは「価格」ではなく「価値」です。
今回、私が支払ったのは1,100円ですが、そこで得られた家族の笑顔や思い出には、1,100円以上の価値や幸福が確実にありました。
あなたも「幸福への投資」を練習してみませんか?
いきなり大きな金額を使う必要はありません。
まずは、家計に痛手のない範囲で「自分の心が喜ぶこと」にお金を使ってみてください。
・いつもより少し良いコーヒー豆を買ってみる
・読みたいと思った本を迷わず買ってみる
・家族との時間を楽しくするアイテムを買ってみる
私は今回1,000円程度だったので即決できましたが、これが1万円だったら迷っていたかもしれません。
でも、今回の経験で「3,000円くらいまで」なら、価値に見合うと判断して迷わず買える気がしています。
そうやって少しずつ、「幸福のための支出」の練習をしていく。
そしていつか、1万円でも10万円でも、「これは人生を豊かにする!」と確信したら、迷わず投資できる自分になりたいものです。
「お金は幸せの引換券」という言葉を聞いたことがあります。
持っているだけでも心の余裕は生まれますが、やはり使ってなんぼだなと思います。
ゆるく、でも確実に。
お金を「貯める力」だけでなく「使う力」も磨いて、一緒に幸福度を上げていきましょう。
このブログでは、このように日常に潜む「ゆるい幸福」を、5つの側面(身体的、キャリア、経済的、人間関係、社会的)から探求しています。
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あなたの日常にも、素敵な幸福のヒントが見つかりますように。
