「妻と息子を引き離す。」
なんだか穏やかではない言葉ですが、これが今回、私が実家に帰ってきた一番の目的です。
皆さんは最近、実家に顔を見せに行っていますか?
私は昨日から、子供たちを連れて実家に帰ってきています。
妻を残して、私と子供たちだけの帰省です。
今回は、私が実践した「ワンオペ帰省」を通じて感じた、夫婦、両親、そして子供との【人間関係の幸福】についてお話しします。
妻に「朝まで眠る幸せ」を
事の発端は、同居している義母の怪我でした。
先週から怪我のサポートが必要になり、現在、妻と義母、そして幼い息子が同じ部屋で寝ています。
環境の変化を感じ取ってか、(いつも通りな気もしますが…)最近の息子は夜泣きが頻繁です。
普段なら私と妻で交代して対応し、寝不足を分散させるのですが、今は義母のこともあり、夜泣きの対応が妻一人に偏ってしまっていました。
寝室から聞こえる息子の泣き声。
さらにその向こうにある、妻の計り知れない心労。
「このままでは妻が倒れてしまう。」
そう感じた私は、私が休みの日だけでも妻に安眠してもらうため、子供たちを連れて私の実家へ帰ることにしたのです。
「抱っこ」で感じる両親の老いと愛
実家に帰ってきてよかったことは、両親の笑顔が見られたことです。
私たちが到着したとき、母は孫たちのために昼ごはんを買いに出かけてくれていました。
母は孫たちに甘々です。
帰ってくるなり、「ちょっと抱っこさせて」と孫たちに駆け寄る母。
娘も息子も、そんなおばあちゃんが大好きです。
「わたし、おおきくなった?」と嬉しそうに聞く娘を、「大きくなったから重たいね〜。」とよろけながら抱っこする母。
続いて息子を抱き上げ、「娘ちゃんのあとだと軽いね〜」とニコニコする母。
台所に立つ母の足元に息子が何度も抱っこをせがみに行っても、困った顔をしつつ「こんなにかわいいと困っちゃうね」と、決して拒むことはありませんでした。
夜遅くに酔っ払って帰ってきた父も同様です。
「酔っ払ってて危ないから抱っこ禁止!」と母から言われていましたが、真っ赤な顔で息子相手に飽きるまで「いないいないばあ」をしていました。
そんな両親の姿を見て、ふと胸をよぎったことがあります。
それは、「両親に残された時間は、そう長くないのかもしれない。」という現実です。
義母の怪我を通じて、介護の大変さを目の当たりにしている今だからこそ思います。
今は「重たいね」と笑っていられますが、いつかその笑顔を見られなくなる日が来るでしょう。
元気なうちに、孫たちの重みを感じさせてあげたい。
そう強く思いました。
「頼むから寝てくれ」が「愛おしい」に変わる距離感
もう一つよかったことは、久しぶりに息子と一緒に眠れたことです。
ここ1週間は一緒に寝られていないので、「ママじゃないと寝ないかも?」という不安もありましたが、少しぐずっただけでぐっすりと眠ってくれました。
毎日一緒に寝ているときは、夜泣きをされるとどうしても「頼むから寝かせてくれ……。」という感情が先に立ってしまいます。
しかし、一週間ぶりに隣で寝る息子の寝顔を見ると、不思議なことに「こんな姿も、もうすぐ見られなくなるんだろうな。」という愛おしさが込み上げてくるのです。
深夜、息子の夜泣きに起こされても、「なんとか安眠させてあげたい」という優しい気持ちが勝ちます。
適度な距離感は、愛情を再確認させてくれるスパイスなのかもしれません。
2つの「限りある時間」を大切に
今回の帰省で、私は2つの時間の短さを痛感しました。
・両親が元気で、孫と遊べる時間の短さ
・子供たちが小さく、親を必要としてくれる時間の短さ
どちらも、日常の忙しさに追われていると忘れてしまいがちな、かけがえのない時間です。
そして、この時間を大切にするための土台には、パートナー(妻)の心身の健康も欠かせません。
妻には休息を。
両親には孫との触れ合いを。
そして私には、家族への愛しさを再確認する時間を。
そんな帰省となりました。
朝起きてスマホを確認すると、妻から「子供たちを連れて行ってくれてありがとう。」というメッセージが届いていました。
妻は子供たちのことも心配な様子。
妻も「ぐっすり寝たい……。」と言っていましたが、離れることで心が回復したでしょうか。
だとしたら今回の帰省は大成功です。
「ワンオペ帰省」は、家族全員にとっての「幸福」をチャージする素晴らしい選択でした。
あなたも「時間」を作りに行きませんか?
もし、日々の生活でパートナーが疲れているなと感じたり、最近実家に帰れていないなと思ったりしたら、思い切って子供を連れて出かけてみてはいかがでしょうか。
数時間でも、一泊でも構いません。
いきなり「ワンオペ帰省」はハードルが高いかもしれません。
そんな時は、こんな小さなことから始めてみませんか?
・パートナーに「いつもありがとう」と伝えてみる(言葉にするだけで空気が変わります)
・パートナーの好きなおやつを買って帰る(小さな気遣いが嬉しいものです)
・両親に孫の写真や動画を送る(これだけでも十分な親孝行です)
・子供の寝顔を1分間だけじっと見つめてみる(愛おしさがチャージされます)
大切なのは「相手を想う時間」を持つこと。
そんな小さな積み重ねが、温かい人間関係を作っていくのだと思います。
それは、パートナーへの最高のプレゼントになると同時に、あなた自身が「大切なもの」を再確認するきっかけになるはずです。
忙しい中でも、こうした小さな幸福を積み重ねて、またその幸せを大切にする生き方をしたいですね。
このブログでは、このように日常に潜む「ゆるい幸福」を、5つの側面(身体的、キャリア、経済的、人間関係、社会的)から探求しています。
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あなたの日常にも、素敵な幸福のヒントが見つかりますように。
