お子さんの急なかんしゃくや、「イヤ!」が止まらない反抗的な態度に、ついイライラしてしまうことはありませんか?
「どうして今なの!?」
「なんで分かってくれないの!」
心の中で(あるいは声に出して)叫びたくなる時、ありますよね。
私にも、もちろんそんな時があります。
しかし昨日は、家族のちょっとしたピンチを通して、自分の中の変化に気づく出来事がありました。
それは、娘との関係、そして妻との関係がもたらしてくれた、確かな【人間関係の幸福】でした。
週末の緊急事態と、妻との「信頼」
その日、義母が散歩中に転んで骨折してしまった、と連絡がありました。
全治2カ月とのこと。
それを聞いた妻は、娘を保育園に預けるとすぐに「行ってくる!」と義実家へ出発しました。
何かあったときに、お互いの実家へすぐに駆けつけられる距離に住んでいる。
もちろん怪我は不幸なことですが、すぐに駆けつけられるというのは、私たちが大切にしている【人間関係の幸福】の1つだなと改めて思いました。
そして何より、「家(娘)のことは任せるね!」と、妻が私を信頼して飛び出していける関係。
これもまた、私が感じる確かな【人間関係の幸福】でした。
勃発!娘の「パパついてこないで!」
しかし、急いで出発した妻は、お泊まりに必要な荷物を何も持っていかなかったようです。
私と娘も、私の仕事と娘の保育園が終わってから、荷物を持って義実家へ駆けつけることになりました。
保育園へ娘を迎えに行った帰り道、妻たちが先に行ったことを説明すると、娘の機嫌が一気に悪化してしまいました。
「ママと弟くんだけずるい!もう私、1人で行っちゃうからね!パパついてこないで!」
最近の娘は、怒ると「1人になりたい」と言うようになりました。
同じ家に帰るだけなのに「ついてくるな」とは?笑
以前なら「こっちも大変なのに!」とイラっとしていたかもしれませんが、不思議と、この日は違いました。
「わかったよー。」
「そうか~、1人がいいのか~。」
そんなふうに軽く受け流しながら、一定の距離を保ちつつ、一緒に家に帰ることができました。
私の心は逆立つことなく穏やかでした。
イライラしない私は、受け流し、提案する
家に着き、義実家へ出発する準備が終わっても、娘の怒りは収まりません。
「私、1人で行くからね!」
そう言って、玄関で靴を履こうとしないのです。
正直、「面倒だなあ……笑」とは思いましたが、不思議とイライラはしませんでした。
むしろ、「まあ、そうなるよね。」と思いながら声をかけました。
「歩いて行ったら遅くなるよー。」
「おばあちゃんもママも弟くんも待ってるよー。」
そう言って、だましだまし靴を履かせようとしていた時、ふと、私は娘にこう問いかけてみました。
「おばあちゃんに会ったら、なんて言う?」
すると、娘は少し考えて、不安そうな顔でこう言いました。
「おばあちゃん、ひいばあちゃんとひいじいちゃんみたいになるの?」
……亡くなった、私の祖父母のことでした。
娘は、「骨折=大怪我=死んでしまう」と結びつけて、不安になっていたのです。
「ああ、そうか。怒っていたんじゃなくて、不安だったんだな」と理解しました。
「ひいばあちゃんとひいじいちゃんは死んじゃって会えないけど、おばあちゃんは怪我してるだけで元気だから大丈夫だよ。」
「『怪我痛そうだね。お手伝いできることがあったら言ってね。』って言うのがいいんじゃないかな。」
私がそう言うと、娘は「うん!」と顔を上げ、急いで車に乗り込みました。
我ながら、上手く誘導できた瞬間だなと思いました。
車を走らせながら「早く『お手伝いある?』っておばあちゃんに優しくしてあげないとね~。」と言うと、娘の機嫌はいつの間にかすっかり良くなっていました。
時間の蓄積が育む【人間関係の幸福】
なぜ、あの時イライラせずに対応できたのか。
なぜ、上手に行動を促す言葉をかけられたのか。
それは、特別な育児テクニックを学んだからではありません。
答えはとてもシンプルで、「ただの慣れ」です。
今回は、「ママと弟だけ先に行った!」という過去のことから、「おばあちゃんに優しくしなきゃ!」という未来のことに意識を向けられたのがよかったのだと思います。
しかし、ねらってやったわけではなく、なんとなく口から出ただけです。
娘と一緒の時間が長いからこそ、娘が怒る時のパターンや、その裏にある本当の気持ち(寂しさや不安)を、少しずつ理解できるようになってきたのだと思います。
「面倒だな」と思う気持ちはあっても、「どうせ今は何を言ってもダメだろうな。」「こういうときはこう言えば響くかな。」という予測が、経験則でわかってきたのです。
この「慣れ」は、時間をかけて関係性を築いてきたからこそ得られたもの。
・すぐに駆けつけられる場所に家族がいる。
・大変な時に「任せた!」と言い合えるパートナーがいる。
・時間をかけて築いてきたことで「慣れ」が生まれ、イライラせずに対応できるようになった子どもとの関係。
これらすべてが、私にとってのゆるく、しかし確かな【人間関係の幸福】なのだと、バタバタした週末に改めて気づかされました。
子育てや人間関係でイライラしそうになった時、テクニックを探したり、自分を責めたりしてしまう前に、まずは「相手と一緒に過ごす時間」がしっかり確保できているかを見直してみるのも良いかもしれません。
時間をかけて相手を理解しようとすること。
その「慣れ」こそが、イライラを減らし、関係を深める一番の近道なのだと思います。
もし今、あなたが人間関係でイライラしてしまうことが多いなら、
・1日5分だけ、相手の話を遮らずに聞く。
・パートナーに「お疲れ様」だけでなく、「(あなたがいてくれて)助かったよ」と、感謝の気持ちを具体的に一言添えてみる。
そんなことから始めてみるのがいいかもしれません。
そんな小さな「時間の蓄積」が、気づいたときには、あなたにとっての大きな【人間関係の幸福】を育ててくれているはずです。
このブログでは、このように日常に隠れている「ゆるい幸福」の見つけ方を、私の体験を通して発信しています。
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