身体が疲れていると、心まで余裕がなくなってしまいますよね。
このブログでは、「幸福」を以下の5つに分けて考えています。
①身体的な幸福(心身のコンディション)
②キャリアの幸福(仕事や趣味の充実)
③経済的な幸福(お金との健全な関係)
④人間関係の幸福(大切な人とのつながり)
⑤社会的な幸福(コミュニティへの所属感)
私はこの中でも、土台となる【①身体的な幸福】が崩れると、すべてが台無しになってしまうと痛感しています。
どれだけキャリアが順調でも、人間関係が良くても、お金を持っていても、体や心が壊れてしまうと何も楽しめないからです。
今日は、まさに私が「寝不足の限界」=「心身の限界」を迎え、家族に八つ当たりする寸前だった夜に、すべてを解決してくれた意外な方法についてお話しします。
限界を知らせるアラーム
その日は、朝2時からの仕事の影響で、私は文字通り「寝不足の限界」を迎えていました。
朝ごはんを食べ終えた直後からすでに眠く、娘を保育園に送ったあと、妻に「10分後に起こして」と頼んで仮眠をとったほどです。
日中の勤務時間はなんとか気力で耐え抜きましたが、帰宅して緊張の糸が切れると、鉛のような眠気が全身を襲いました。
まぶたは重いし、頭はモヤがかかったようにうまく働きません。
夕飯を食べ終えたのは、まだ夜の7時。
当然、子供たちは元気いっぱいです。
妻がお風呂に入っている間、私は子供たちとおもちゃ部屋で遊び始めましたが、すぐに自分の異変に気づきました。
いつもなら微笑ましく聞こえるはずの子供たちの「パパ、パパ!」「見て、見て!」という声が、その時ばかりはうるさく感じてしまったのです。
「まずい、眠すぎてイライラしている。」
眠気が原因だと頭でわかっていても、イライラは消えてくれません。
少しでも気持ちを落ち着けようと横になっても、子供たちは容赦なくまとわりついてきます。
私が疲れているのは、子供たちには関係のない話です。
このままでは、楽しいはずの家族の時間を台無しにしてしまう。
大好きな子供たちに怖い思いをさせて、後で自分が罪悪感に苦しむ。
せっかく1日の終わりをこうして楽しく過ごせているのだから、この幸せな時間を自分の手で壊すことだけは絶対に避けなければならないと思いました。
眠気を吹き飛ばす「物理的な」解決策
どうにかして、この最悪のコンディションを整えなければ……。
しかし、子供たちと一緒では寝ることもできません。
そこで思いついたのが「歌」でした。
スマホを手に取り、YouTubeを開き、好きなバンドの歌を流し始めました。
初めはBGMのつもりでした。
テンションの上がる曲を流していたら眠気もなくなるかなと。
目論見通り、少しずつテンションが上がり、いつの間にか歌を口ずさんでいました。
「よし、歌っちゃおう!」
今考えると眠気のせいもあったのかもしれません。
初めての試みでしたが、テンションの上がった私は、カラオケボックスにいるかのように大きな声で歌ってみました。
(ご近所さんとの距離が離れている田舎だからこそできる荒療治ですね。)
すると、驚くべき変化が起きました。
歌い始めると、あれほど重くまぶたにのしかかっていた眠気が、スッと薄れていくのを感じたのです。
イライラしていた気持ちも鎮まり、むしろ体が動いてきます。
1曲で終わることなど到底できず、すかさず次の曲へ。
気分が良くなると「音量が小さい」とさえ感じ始め、ボリュームを上げると、私の歌声もさらに大きくなります。
リビングは、完全にカラオケルームと化していました。
心と体が「再起動」する感覚
妻がお風呂から上がってくる頃には、娘も一緒に歌っていました。
知らない曲のはずなのに、1番でリズムを覚え、2番で口ずさんでいます。
妻が戻ってきて言いました。
「すごい声だったね。お風呂まで聞こえてたよ。」
「ああごめん。ご近所さんにも聞こえてるかもと思ったけど、やっちゃった。」
正直、自分でも大きな声で歌いすぎたと反省していました。
それでも気持ちが良くて止まれなかったんです。
「ご近所さんも外にいないだろうから大丈夫でしょ。それよりも、ストレス溜まってるんだろうなと思って、心配しながら聞いてた。」
妻の言う通りでした。
歌が楽しかったのもありますが、それ以上に、「大きな声を出す」という物理的な行動が、体に溜まっていたストレスと疲労感を吹き飛ばしてくれたのです。
おかげで、私は子供たちにイライラをぶつけることなく、むしろ娘はノリノリで歌い、息子も体を揺らして楽しそうにしていました。
「歌の力はすごい」と単純に思いましたが、これはストレスや疲れを吹き飛ばし、【身体的な幸福】を取り戻すための、非常に有効な手段だと気づきました。
最高のコンディションは「自分で作る」
歌っているうちに、昔夢中になったロックバンドのことを思い出していました。
「あの頃はなんでもできる気がしたな。」
「自分の限界を決めているのは自分だ。」
そんな熱い気持ちが蘇ってきて、眠気で死んでいた心が、一気に元気を取り戻していくのを感じました。
もちろん、睡眠不足のときは寝るのが一番体にいい。
それは大前提です。
それでも、どうしようもなく眠れない時、コンディションが最悪な時があります。
そんな時、音楽の力を借りたり、「大声を出す」という物理的な力で体を無理やり再起動させたりするのは、とても良い方法だと思いました。
・昔のロックで、あの頃の熱さを思い出す。
・子供時代のアニメソングで、無邪気さを思い出す。
・つらい時に聞いたバラードで、這い上がった気持ちを思い出す。
音楽は、私たちの「身体的なコンディション」に直接作用し、「心の元気」まで取り戻してくれる力があるようです。
もちろん、「さすがに家で絶叫は無理!」という方も多いと思います。
そんな時は、
・車の中(通勤中や買い物帰り)で熱唱する
・お風呂場で(響きすぎない程度に)思い切り歌う
・カラオケアプリとイヤホンマイクを使って、没入して歌う
・(究極ですが)防音マイク(よくあるカップ型のマイク)を使ってみる
など、自分に合った「プチ絶叫」スペースを見つけるだけでも、効果は絶大だと思います。
大事なのは「大きな声を出す」という物理的な行動で、体にスイッチを入れることですから。
体の疲れはすぐには取れなくとも、心の疲れは吹き飛ばすことができます。
自分自身の最高のコンディションは、自分自身で作れるのです。
あなたは「身体的なコンディション」が最悪な時、どうやって乗り切っていますか?
睡眠や栄養ドリンク以外で、あなたの「心と体のスイッチ」を強制的に入れ直す、とっておきの方法があれば、ぜひコメントで教えてください。

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