あなたは最近、誰かの「できた!」を、まるで自分のことのように嬉しく感じた瞬間はありますか?
子どもの小さな成長、パートナーの仕事での成果、友人が新しい挑戦を始めたこと……。
大切な人の「できた!」という瞬間は、なぜこんなにも私たちの心を温かく、満たしてくれるのでしょうか。
昨日、私にとって忘れられない「自分のことのように嬉しい」出来事がありました。
それは、もうすぐ1歳半になる息子の、突然の成長の瞬間でした。
突然訪れた「その瞬間」
妻がお風呂に入っている間、私は息子とリビングで遊んでいました。
いつもの光景です。
息子は最近、壁を支えにして伝い歩きをするのがブーム。
背伸びをすればドアノブにも手が届くようになり、自分でドアを開けてリビングから脱走することを覚えてしまいました。
脱走した息子は、玄関で靴をいじったり、裸足でトイレに入ったりと、やりたい放題。
しかも、ニコニコしながらこちらを見て、私が追いかけてくるのを待っているフシがあります。
昨日も、追いかけてきて欲しいと言わんばかりの笑顔で、私を見つめてきました。
そこで、いつものごとく息子の「お誘い」に乗ることにしました。
「待てー!」
私がそう言って追いかけると、息子は「きゃー!」と声をあげ、伝い歩きをしていた壁から、パッと両手を離して逃げ出したのです。
「えっ?待って、待って!あなた、歩けるようになったの!?」
息子との追いかけっこを楽しむ余裕もなく、私は息子が歩けたことにすっかり驚いてしまいました。
当の息子は、私が何にそんなに驚いているのかわからない様子で、ポカンとしています。
家族に広がる「できた!」の連鎖
偶然なのか、本当に歩けるようになったのか。
私は確かめるために、壁から壁まで歩いた(逃げた)息子を呼びました。
「息子くん、おいで!」
手を広げて待っていると、やはり息子は壁から手を離し、歩いてきました。
その足取りはまだよろよろしていますが、偶然ではなく、確実に自分の意思で歩いています。
「やっぱり歩けるようになったんだね!」
そう言って喜ぶと、息子はそのまま私の胸に飛び込んできました。
私は息子をぎゅーっと抱きしめ、そのまま「なでなで祭り」の開催です。
息子が喜んでいるのは、歩けたことか、褒められたことか、撫でられたことか分かりませんが、とにかくニコニコ、キャッキャと声をあげて喜んでいます。
この喜びを、すぐに誰かに伝えたくなりました。 私は4歳の娘にも報告します。
「娘ちゃん!息子くんが歩けるようになったから、そこに座って呼んでみて。」
息子を立たせて、娘の方に向けます。
娘もワクワクした顔で、「おいで!」と呼びました。
先ほどと同じようにヨタヨタと歩いていく息子。
なんとか娘のところまで歩ききり、やはりそのまま娘の胸へダイブ!
娘は息子の体重を支えきれず、そのまま2人で床に倒れてしまいましたが、泣くよりも息子が歩けたことへの感動が大きかったようです。
2人でケラケラと笑い合っていました。
娘も「すごいねー!」「えらいねー!」と、たくさん息子のことを褒めています。
その声を聞いて、妻がお風呂から出てきました。
「息子くん、歩いたの?私も見たい!」
髪を乾かすのも服を着るのも後回しにして、リビングに戻ってきます。
先ほど同様、妻を座らせて、息子を妻の方に向けました。
妻が「おいで!」と手を広げると、やはり息子はよちよちと歩いていきました。
今度は欲張って、先ほどよりも少し長い距離に設定しましたが、コツを掴んだのか、見事に歩ききりました。
息子は、またもや妻の胸にダイブ。
妻もニコニコで「すごーい!」と、たくさんヨシヨシしていました。
私たちが「心配しない」理由
息子の成長は、正直に言うとゆっくりな方でした。
寝返りも、ハイハイも、周りの子と比べると遅かったんです。
最近だって支援センターに行けば、同じ月齢の子はみんな歩き回っています。
「きっと体が重くて、動かしにくいんだろうね。」
生まれた当初は「大きいですね」と褒められていたその体格が、今や「大きさが仇になっている感じだね。」と、妻と笑い話にするほどでした。
それでも私たち夫婦は、息子のゆっくりな成長を不思議と心配していませんでした。
理由は、2つあります。
「いつかできるようになるから。」
「できなくても、愛する我が子に違いないから。」
息子は他の子と比べて体が大きいです。
そもそも他の子と違うのだから、同じように成長しなくてもいいんです。
息子は息子のペースで成長していけばいい。
他の子が歩いているのを見たら、きっと自分も歩きたくなって、その時が来たら歩くのだろうな、と思っていました。
それに、もし何か理由があって一生歩けなかったとしても、息子は息子です。
大変なことが増えたとしても、私たちにとって可愛い息子であることに変わりありません。
今回は無事に歩けるようになりましたが、この気持ちさえ失わなければ、私はこれからも子供の成長が遅いことで余計な心配をしないと思います。
「自分のこと」として喜べる幸せ
今回の成長(歩けたこと)のきっかけは、いつもの遊びの中でした。
子供の成長は、本当に嬉しいものです。
ハイハイだろうが、歩こうが、息子への愛情は変わらないはずなのに、なぜこんなに嬉しいのだろうと、ふと不思議にも思いました。
考えてみると、これは息子の「できた!」が、「自分のことのように嬉しい」からなのだと思います。
それに、息子の「できた!」は、同時にいくつもの喜びを運んできてくれました。
4歳の娘が「お姉さんとして、弟の成長を喜べた!」という喜び。
妻が「母親として、成長を見届けられた!」という喜び。
私にとっては、「父親として、その場に立ち会えた!」という喜びと、「家族が喜んでいる姿を見ることができた」という喜びでした。
息子の小さな一歩が、私たち家族全員の喜びとなり、絆を深めてくれたのです。
これこそが、私がブログで定義している【人間関係の幸福】(自分が大切だと思う相手とのかかわりの中で感じる幸福)の、とても温かい形なのだと実感しました。
子供たちは、これからもたくさんの「できた!」を見せてくれると思います。
そして私は、きっとこれからも、その喜びを「自分のことのように」感じていくのでしょう。
大切な人の「できた!」を一緒に喜ぼう
この記事を読んで、「羨ましいな」と感じていただけたでしょうか。
もしそうなら、ぜひあなたの周りにある「できた!」の瞬間を、探してみてください。
それは、子どもが新しい言葉を覚えたことかもしれません。
パートナーが、苦手な料理に挑戦してくれたことかもしれません。
友人が、小さな目標を達成したことかもしれません。
どんなに小さな「できた!」でも構いません。
それに気づいたら、ぜひ「すごいね!」「やったね!」「頑張ったね!」と、言葉にして一緒に喜んでみてください。
あなたのその一言が、相手の喜びを何倍にも大きくし、そして巡り巡って、あなたの【人間関係の幸福】を豊かに満たしてくれるはずです。
これからも、そんな「できた!」の瞬間を、大切な人たちとたくさん共有していきたいですね。
あなたは最近、誰のどんな「できた!」を一緒に喜びましたか?
ぜひコメントやX(旧Twitter)で、あなたのエピソードも教えてください。
(もちろん、この記事の感想も大歓迎です!)
一緒にたくさんの幸せを発見していきましょー!