仕事で本当に嫌なことがあると、眠れなくなることはありませんか?
私はたいていの嫌なことは一晩寝るとスッキリするタイプなのですが、本当に嫌なことがあると、そもそも寝たくなくなります。
「明日が来てほしくない」からです。
ストレスから逃げるために、自分の体に「寝不足」というダメージを与えているわけですから、これは一種の「自傷行為」と言えなくもないな、と自分でも思います。
タイトルに【身体的な幸福】と書いておきながら、真逆の『寝不足』を勧めるのか?
そう思われるかもしれません。
しかし私がこのブログで追求する【身体的な幸福】とは、単なる睡眠や食事、運動だけではないと考えています。
心が壊れてしまっては、体も正常に機能しない。
だから、心のSOSを無視せず、心の健康を守ることも、広い意味での【身体的な幸福】だと定義しています。
この記事は、仕事や家事、育児のストレスで八方ふさがりになっている方へ、「体を守るために、あえて心の回復を最優先する」という、私なりの防衛策についてお話しするものです。
心の回復に充てた5時間
昨日も、まさにそんな夜でした。
仕事で嫌なことがあり、家に帰ってからもずっと引きずっていました。
寝る時間になっても、布団に入りたくない。
そう思っていると、娘から「パパ、隣で寝て!」と嬉しいお誘いがありました。
仕方なく一緒に布団に入り、娘が寝入るのを見届けました。
普段なら、この娘の寝顔を見ているだけで心がポカポカして、嫌なこともどうでも良くなるはずなのです。
でも、昨夜はダメでした。
それほどまでに、心が疲弊していたのだと思います。
「さて、娘は寝たけど私はまだ寝たくないな。何をしようか……。」
そう考えましたが、考えがまとまりません。
今思えば、体は疲れていて眠かったんだと思います。
でも、頭は嫌なことでいっぱいで、何もやりたくなかった。
だから私は、ダラダラとスマホをいじり始めました。
ひたすらショート動画を、次へ、次へとスワイプし続けていました。
このブログを書く前に確認したら、昨夜のスマホの使用時間は5時間を超えていました。
他の人から見れば、
「何を馬鹿なことを…」
「その時間を睡眠に当てたほうがよほど有益だ」
と思われるでしょう。
でも、私にとっては、この5時間が信じられないほど有意義な時間になったのです。
「無駄」な時間が出会わせてくれたもの
なぜなら、この「無駄」と思われる5時間の中で、私は最高に「いいな」と思えるバンドに2組も出会えたからです。
普段なら、そんな動画は流れてきません。
いつもより遥かに長く使用していたからこそ、普段のアルゴリズムとは違う動画まで流れてきたのでしょう。
1組目:笑いと熱狂の渦
1組目は、パフォーマンスやMCがとにかく面白いバンドでした。
ふざけたことをたくさん言ったりやったりするのですが、それはお笑いとは違います。
お客さんと一緒にライブを本気で盛り上げようとする中での言動だからこそ、面白かったのです。
音に乗っていないお客さんがいると「おい!」と怒り始めたり、ノリ方を指導し始めたりする。
それも毎度おなじみのようで、お客さんもそれをわかっていて楽しそうでした。
動画を見ているだけで私も笑ってしまい、「このライブに行ってみたいな」と前向きな気持ちになれました。
この時点で、日中にあった嫌なことは頭から消えていたように思います。
2組目:体を動かしたくなる曲
2組目は、曲が気に入りました。
これもライブ映像だったのですが、思わず体が動いてしまうような、とても楽しい曲でした。
すぐにショート動画でバンド名を確認し、YouTubeで公式チャンネルを発見。
残念ながら公式チャンネルにその曲はありませんでしたが、ファンが撮影したライブ動画を見つけ、ひたすらリピート再生しました。
自分が踊りたくなるだけでなく、「誰かと一緒に踊りたくなる」曲でした。
隣で寝ている娘を起こさないように、体が動くのを我慢するのが大変で、きっと頭か肩か足のどれかは動いていたと思います。
「明日、家族にこの曲を聞かせてみよう。どんな反応するかな」
そう考えているうちに、私の気持ちは完全に切り替わっていました。
5時間前は、「仕事に行きたくないな」というマイナスの気持ちでいっぱいだった私。
5時間後には、「あのライブに行きたいな」「家族に曲を聞かせたいな」というプラスの気持ちで満たされていました。
睡眠時間を削って、いつもと違う行動をしたこと(=ひたすら動画を見続けたこと)で、新たな「好き」と出会うことができたのです。
「無駄なこと」が心を救う
もちろん、睡眠時間を5時間削るのは、【身体的な幸福】(睡眠)を損なう行為です。
しかし、私は「睡眠」を一時的に差し出すことで、【身体的な幸福】(心の健康)を脅かす最大の敵、ストレスを打ち倒しました。
体が多少疲れていても心が元気なら前に進むことができます。
私にとっては、まず心のダメージを回復することが最優先だったのです。
私の心を救う「薬」となったのは、偶然見つけた【キャリアの幸福】(熱中できる趣味)でした。
【身体的な幸福】がピンチの時、一見無関係な【キャリアの幸福】が助けてくれる。
幸福とはこのように、互いに連携しあっているのです。
だから、もしあなたが今、過去の嫌な出来事に心を囚われて動けないなら。
「こうすべきだ」という常識(例えば「早く寝るべきだ」)から一度降りて、あえて「無駄だと思われること」に思いっきり没頭してみることを、自分に許可してあげてください。
それは、私のように夜通し動画を見ることかもしれないし、普段は読まないジャンルの漫画を一気読みすることかもしれないし、ただただ夜の散歩をすることかもしれません。
大切なのは、意識を「過去(嫌なこと)」から「今(楽しいこと)」や「未来(やりたいこと)」に向けること。
いつもと違う行動、非効率に見える行動こそが、あなたの【身体的な幸福】(心の健康)を救い出し、さらには思いがけない【キャリアの幸福】(新しい好き)まで運んできてくれるかもしれません。
あなたの「人には言えないけど、ついやっちゃうストレス解消法」や「無駄だと思った時間から生まれた意外な発見」はありますか?
もしよければ、コメントやX(旧Twitter)でこっそり教えてくださいね。