皆さんは、一日の家事と育児がすべて終わって、寝る前に「あぁ、今日も幸せだったな。」と心から思える瞬間がどれくらいありますか?
子育て中は、寝る前がいちばんバタバタする時間帯ですよね。
昨夜の我が家も、まさに「もういいや……。」と思うような状況だったんです。
迫るタイムリミットと、終わらない家事
我が家は夜8時半になると、4歳の娘が絵本を持ってきて、読み聞かせタイムが始まります。
それが終われば寝室へ直行、というのがいつもの流れです。
しかし昨日は、いつもと勝手が違いました。
みんなのお風呂が早く終わったので、普段は朝に回す洗濯機を夜のうちに回せたのは良かったのですが、逆に、いつもは終わっているはずの皿洗いが丸々残っていました。
息子が早めに眠くなってしまい、妻が寝かしつけに行っている間に、皿洗いをする大人がいなかったのです。
時計は8時50分。
娘は9時には布団に入ってほしい。
でも、目の前には「洗濯物干し」「皿洗い」「リビングに散らかったおもちゃ」の山。
「これはもう、全部終わらせるのは無理だな…」と半ば諦めていました。
「とりあえず娘が寝るのが最優先」と娘をトイレに行かせていると、寝かしつけを終えた妻が戻ってきました。
「私が全部やるから娘ちゃんと寝てきていいよ。」と言ってくれましたが、妻だって疲れているはず。
そこで、「洗濯は妻、皿洗いは私」という分担を提案しました。
「でも、おもちゃの片付けは……、明日の朝だな。」
そう思っていた時、トイレから娘が戻ってきました。
その瞬間、閃いたんです。
「もしかして、娘も『戦力』になるのでは?」と。
「お仕事のお願い、いい?」
娘は「お仕事」や「お手伝い」という言葉が大好きな子です。
(誰に似たのかはわかりませんが、親としては嬉しい限りです。)
「娘ちゃんにお仕事のお願いがあるんだけど、いい?」
そう声をかけると、娘は目をキラキラさせながら近づいてきました。
「パパはこれからお皿洗い、ママはお洗濯をするんだけど、おもちゃを片付ける人がいないの。娘ちゃん、お片付けのお仕事やってくれる?」
「うん!!」
元気いっぱいの返事!
そこからの娘は、本当に頼もしい「仕事仲間」でした。
家族チーム、爆誕
張り切る娘は、私の皿洗いよりも、妻の洗濯物干しよりも早く、あっという間におもちゃを片付けてしまいました。
「すごーい!一人でお片付けできたね!」
「とっても早くて助かるな〜!」
私と妻は娘を褒めちぎりました。
「これならもっといけるのでは?」と調子に乗った私は、さらに追加のお仕事をお願いしてみました。
「机の上を拭いて欲しいんだけど、これを片付けて、この布巾で拭いてくれる?」
「いいよ!」と、これまたニコニコで引き受けてくれる娘。
4人がけの机は娘にはまだ大きく、真ん中までは手が届きませんでしたが、一生懸命背伸びして拭いてくれました。
娘が「終わったよ!」と布巾を持ってきた頃には、私と妻の仕事も無事に完了。
昨夜、一番たくさん働いたのは、間違いなく娘でした。
「待機」から「戦力」へ
「娘にもこんなに頼って良くなったんだな……。」
娘の成長をしみじみと感じていました。
今までは正直、娘にお願いするのは「待機」が多かったです。
手伝ってもらうと、かえって時間がかかったり、二度手間になったりすることが多かったからです。
「お皿洗いが終わるまで、そこでゴロゴロして待ってて」と言うことがほとんどでした。
でも、いつの間にか、娘はこんなにも頼もしい戦力に成長していたんですね。
もちろん、子どもの成長は嬉しい反面、「もう少し手のかかるままでいてもいいんだよ?」なんて寂しくなる時もあります。
それでも、その成長していく姿、頼もしい姿に感動を覚えました。
そして、何より、別々の仕事でしたが、家族3人で「一緒に」家事を片付けている時間が、とても楽しかったんです。
いつものように、「娘の寝かしつけのために急がないと!」と焦る気持ちはありませんでした。
同じ空間で、同じ目的に向かって過ごせるだけで、こんなにも嬉しくて、心が温かくなる。
寝不足で体はしんどいはずなのに、心はポカポカしていました。
私にとっての【人間関係の幸福】は、まさにこの家族との時間なんだなと、改めて実感しました。
あんまり気分が良かったので、寝室までおんぶしてほしいという娘の「追加報酬」のおねだりも、二つ返事でOKしました。
家族っていいものですね。
「手伝って」の一言が、幸福度を上げるカギ
忙しい毎日の中では、つい「子どもが寝てから家事をやろう。」「効率が悪いから一人でやろう。」と一人で頑張ってしまいます。
私もずっとそうでした。
でも、ほんの少し勇気を出して、「待ってて」を「手伝って」に変えてみる。
それはもう「お手伝い」ではなく、家族チームで取り組む「共同作業」です。
もし今、家事や育児に追われて心がささくれ立っているなと感じたら、お子さんに「お仕事のお願い」をしてみてはいかがでしょうか。
「靴を並べるお仕事、お願いできる?」
「洗濯物を運ぶお仕事、手伝ってくれる?」
効率やクオリティは二の次でいいんです。
一緒に何かを成し遂げる体験、そして「ありがとう、助かったよ!」と心から伝えること。
それが、家族みんなの幸福度を、ゆるく、でも確実に上げてくれるはずです。
もちろん、お子さんの年齢や性格によっては、うまくいかない日もあるかもしれません。
でも、その「お願い」する(頼る)という行為自体が、きっと家族の空気を少し変えてくれます。
私も、「こんなにできるの!?」と驚いた昨夜の感動を忘れず、これからも家族チームで「お仕事」を楽しんでいこうと思います。
皆さんのご家庭では、どんな「お仕事のお願い」をしていますか?
もし素敵なアイデアがあれば、ぜひコメントやXで教えてくださいね。