皆さん、最近いつ実家に帰りましたか?
忙しい日常に追われていると、「まだ元気そうだから大丈夫だろう。」「また今度でいいか。」と、実家への足はつい遠のきがちです。
でも、その「今度」は、私たちが思うよりずっと貴重なものかもしれません。
昨日、私は久しぶりに実家に帰りました。
そこで感じたのは、まさにこのブログで定義している幸福の5つのうちの1つ、【人間関係の幸福】(自分が大切だと思う相手とのかかわりの中で感じる幸福)でした。
今回は、私が家族のためにちょっとだけ「仕掛けた」ささやかなイベントと、そこで得られた温かい時間についてお話しします。
密かな目的①「おすそ分け」
久しぶりに私の実家に到着すると、すでに従兄弟が到着していました。
娘は彼らを見つけるなり「わー!」と大はしゃぎ。
あっという間に2人で遊びに走って行きました。
私はその隙に、先日我が家で採れたサツマイモと柿をリビングの机にドーンと置きます。
「ご自由にお取りください」スタイルです。
もちろん、自由に取っていってもらっても絶対に足りなくならないくらい、たっぷりと持ってきました。
「何これ!こんなにいいの?」
「これはそっちの家で取れたの?」
驚き、喜ぶ両親。
今回の帰省における私だけの密かな目的の一つ、「実家におすそ分け」は無事達成されました。
密かな目的②「家族が集まる時間」
子供ができてから、両親への感謝をより深く感じるようになりました。
子供のときは何も感じていませんでしたが、いざ自分が子育てをし、働く立場になって初めて、面倒を見てくれた母にも、稼いできてくれた父にも、心の底から尊敬の念を感じずにはいられません。
感謝してもしきれない両親を、会えなくなるまでにたくさん喜ばせたい。
実は、今回のメインイベントである「芋掘り」も、その思いから私が仕掛けたことなんです。
先日、我が家でも芋掘りをしましたが、実家にも少しだけサツマイモが植えられています。
これは3年前に私が実家の庭の土を耕して小さな畑にし、毎年苗を植えているもの。
なぜそんなことをしたか?
家族が集まる時間や場所を作りたかったからです。
「サツマイモができたから、みんなで芋掘りをしよう。」
これ以上に、子供も大人もワクワクする口実があるでしょうか。
この日、実家に我が家も従兄弟も集まり、賑やかな空間になること。
それも、私の大切な目的でした。
なし崩し的に始まった、芋掘り大会
リビングで楽しそうに遊ぶ娘と従兄弟を尻目に、私は外に出て芋掘りの準備を始めます。
サツマイモのツルを切り、子供でも抜きやすいように土をほぐすためです。
とはいえ、畑はなかなか手が入れられないので石だらけ。
土をほぐすのが想像以上に大変です。
なかなかシャベルが入らず、一人でヒイヒイ言っていると、娘と従兄弟が「パパー、もう芋掘りできる〜?」「なにしてるのー?」と出てきました。
こうなると、まだ準備は終わっていませんが、なし崩し的に芋掘り大会のスタートです!笑
石はたくさんありますが、土は柔らかいので子供の手でも簡単に掘れます。
「うおー!」と元気よく掘り進めていく子供たち。
「でっかそうだぞー!」
「抜けないー!誰か助けてくれ〜!」
はしゃぐ子供たちの声に、両親も家から出てきて、その様子を見守ります。
2人ともニコニコして、ときには歓声を上げたりなんかして本当に楽しそうでした。
(両親は、私たちを育てた日々を思い出しているのかもな。大変だった思い出より楽しかった思い出が多いといいな。)
そんなことを考えながら、両親の笑顔を見ていると、私自身の心も満足感で満たされていきました。
急遽開催!柿取り大会と、嬉しい報告
芋掘りが終わると、休む間もなく「柿取り大会」が開催されました。
これは急遽決まったこと。
というのも、今年は全国で熊の出没が多いからです。
実家もかなりの田舎なので、両親の安全のために、熊のエサになりそうな柿は早く取りたかったのです。
ここでも子供たちは主役です。
大人が長いハサミで柿を枝から切り落とすと、子供たちが走ってきて拾い集めてくれます。
それはさながら運動会のよう。
「わたしが!」「ぼくが!」と、誰が一番たくさん柿を持っていけるかの競争が始まり、大人たちはそれを笑いながら見守る。
なんとも穏やかな時間が流れていました。
そして、この柿を取っている最中に、私たちはもう一つの報告をしました。
「お腹に、3人目がいます。」
これが「目を丸くする」ということかと思うほど、みんな驚いていました。
驚きながらも「おめでとう!」と口々に祝福してくれて一安心です。
「来年の芋掘りや柿取りのときには、また子供が増えてるね〜。」なんて、みんなで笑い合い、楽しみなことが一つ増えた瞬間でした。
奇跡のような時間を、後悔しないために
柿取りが終わると、母が夕飯を用意してくれていました。
スタートはなんと16時。
かなり早い夕飯でしたが、大勢で料理を囲み、芋掘りや柿取りの時間よりもさらに賑やかにご飯を食べました。
実家は私にとって、賑やかで楽しくもあり、穏やかで温かでもある、特別な場所です。
子供たちは、普段できない土いじりや収穫を体験し、いつもとは違う笑顔を見せてくれます。
私は、両親の喜ぶ顔が見られ、「親孝行ができた」という満足感を得られます。
あと何回、こんな経験ができるでしょうか。
子供が大きくなったら、部活や友達付き合いで実家に行く機会は減ってしまうかもしれません。
両親が、いつまでも今のまま元気でいてくれるとは限りません。
実家に帰るたびに、「今のこの奇跡のような時間」を大切にしたいという思いが強くなります。
今の幸せを噛み締めること。
そして、将来「あの時もっと帰っておけばよかった」と後悔しないこと。
そのために、私はこれからもたくさん実家に帰りたいと思います。
この温かな【人間関係の幸福】を、感じられるうちに。
「幸福」は、自分から仕掛けてみませんか?
この記事を読んで、「そういえば、しばらく実家に帰ってないな。」と思ったあなたへ。
大した用事がなくてもいいんです。
「ちょっと両親の顔を見に」
「近所で美味しいお菓子を見つけたから、おすそ分けに」
「子供の顔を見せに」
そんなささやかな口実で、まずは電話を一本かけてみたり、思い切って次の週末に帰省の計画を立ててみたりしませんか。
あなたが思っている以上に、ご両親は(そしてあなた自身も)その時間を「幸福」だと感じてくれるはずです。
「幸福」は待っているだけのものではなく、時には私のように「芋掘り」を口実に、自分から「仕掛けて」いくものなのかもしれません。
まずは、カレンダーを見て、家族と会う日を1日だけ確保してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
先日の芋掘りと柿取りの記事はこちら↓