ゆる★うぇるびーいんぐブログ

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【キャリアの幸福】「時間がない」は思考停止?木こりのジレンマから抜け出すための一歩

「ああ、時間がない……。」

 

最近、これが口癖になっていませんか?

 

やりたいことはたくさんあるのに、日々のタスクに追われて気づけば一日が終わっている。

そんな毎日を送っているとしたら、少しだけ私の話にお付き合いください。

 

実は私もいつもそうなのです。

 

斧を研ぐ暇もない木こり

「木こりのジレンマ」という話をご存知でしょうか。

 

ある木こりが、切れ味の悪い斧で一生懸命に木を切っていました。 

通りかかった旅人がその様子を見て、「斧を研いだ方がもっと効率よく切れますよ。」とアドバイスします。

すると、木こりはこう答えました。

「木を切るのに忙しくて、斧を研いでいる暇なんてないんだ!」

 

目の前の作業に追われるあまり、長期的な生産性を上げるための準備(斧を研ぐこと)を後回しにしてしまう……。

「あるある」と苦笑いしてしまう話ですが、笑い事ではありません。

 

私自身、このジレンマに陥りたくないと常々思っているのに、気づけばいつも木こりになっていました。

以前は庭の家庭菜園で使うホースの扱いにくさに悩みながらも買い替えを先延ばしにしていました。

news-paper365.hatenadiary.com

 

その額、約1万円。

しかし今回は、もっと大きな金額の問題に直面していたのです。

 

「時間がない」問題の発生

私がこのブログを始めたのが6月。

そして育休を終えて職場に復帰したのが8月。

生活が大きく変わったその頃から、「時間が足りない」という問題が深刻になってきたのです。

 

大切に育てている家庭菜園の手入れや、細々と続けていたメルカリに割く時間がどんどん少なくなり、大好きな読書なんて、今では滅多に取れない贅沢なひとときに……。

 

「時間がない」を言い訳にして、やりたいことを諦めるのは簡単です。

でも、それを言った瞬間に思考が停止してしまう気がするのです。

「時間は誰にでも平等に24時間与えられている」からこそ、「時間がないなら、作るしかない」と私は考えました。

 

私の「研ぐべき斧」は何か?

木こりのジレン-マから抜け出すため、私はまず自分の時間の使い方を見直しました。

 

読書、家庭菜園、ブログ執筆、家族との時間…やりたいことがたくさんある中で、どこか効率化できる時間はないか。

考えた末に、私が「研ぐべき斧」として見定めたのは「家事の時間」でした。

 

家事も決して嫌いではありません。

でも、他のやりたいことと天秤にかけたとき、少しでも効率化したいと思ったのです。

 

そこで候補に挙がったのが、現代の魔法とも言える「時短家電」でした。

 

ドラム式洗濯機 vs 自動調理機

我が家で時短家電を導入するなら、選択肢は2つ。

洗濯を自動化する「ドラム式洗濯乾燥機」か、料理を自動化する「自動調理機」か。

 

一見すると、洗濯物を干す手間がなくなるドラム式洗濯機は非常に魅力的に思えました。

ネットでも、3大時短家電として挙げられるのが、「ロボット掃除機」「食洗機」そしてこの「ドラム式洗濯機」です。

 

しかし、我が家のライフスタイルをよくよく考えてみると、その効果は限定的かもしれない、という結論に至りました。

 

・妻の服や子どもの服には乾燥機にかけられない素材のものが多い。

・我が家では洗濯物を畳んでタンスにしまう習慣がなく、乾いたらハンガーにかけてクローゼットに吊るすだけ。

 

結局、仕分けして別に干す手間は減りません。

つまり、「濡れたものをハンガーにかける」か「乾いたものをハンガーにかける」かの違いしかなく、削減できる時間はごくわずかだと判断したのです。

 

将来的に欲しいのは間違いありませんが、「今」最大の効果を発揮してくれるのは、これではない。

そうして、我が家の「斧」は「自動調理機」に決まりました。

 

1ヶ月以上悩んだ末の決断

しかし、「自動調理機を買う!」と決めてからも、長い道のりでした。

 

私が家電に任せたい家事ナンバーワン、それは「揚げ物」です。

調理中はコンロの前から離れられず、小さな子どもがキッチンに入ってこないかヒヤヒヤします。

 

この時間と手間をなくしたい。

 

「揚げ物ができる自動調理機」という条件で探すと、候補は2つに絞られました。

 

アイリスオーヤマ『シェフドラム』

長所: しっかり「揚げる」ことができる、価格が手頃、洗うパーツが少ない

懸念点: 料理の仕上がりに不満が出るかもしれない

 

パナソニック『オートクッカー ビストロ』

長所: 高温・圧力調理など機能が豊富、「揚げ焼き」でヘルシー

懸念点: 価格が高い、純粋な「揚げ」ができるか不明、洗うパーツが多い

 

機能面では、高温調理や圧力調理もできるビストロに軍配が上がります。

しかし、その分価格も高く、公式サイトではシェフドラムが4万円弱なのに対し、ビストロは7万円強。

 

「これだけ値段が違うと、やっぱりビストロの方が良いのかな?」

「せっかく買うなら一番良いものにしておくべき?」

「いや、でも7万は痛いよね?」

 

妻に何度も相談しました。

1ヶ月以上、価格と機能の比較表を眺め、レビュー記事を見続ける日々。

高価な買い物であるほど、木こりのジレンマから抜け出すのは至難の業です。

 

そんなウジウジと悩む私の背中を押してくれたのは、妻の言葉でした。

 

「料理するのはパパが多いんだから、パパが一番欲しいものを買えば?」

「パパの選んだので大丈夫だと思うよ。」

 

そんな言葉に自信をもらい、やっと決断することができました。

 

最終的な決め手は、私の原点である「揚げ物を自動でしたい」という想い。

「揚げ焼き」ではなく、しっかり「揚げ物」がしたい。

 

そして、時短のために買うのだから、後片付けも楽な方がいい。

洗うパーツがたった2つという「シェフドラム」の手軽さは、非常に魅力的でした。

 

こうして我が家は、アイリスオーヤマの「シェフドラム」を迎えることにしたのです。

 

これで、唐揚げをシェフドラムに任せている間に、子どもと一緒にテレビを見る時間ができる。

夕食の準備をしながら、読みかけだった本を開く余裕が生まれるかもしれない。

そう思うと、届くのが待ち遠しくてたまりません。

 

「買えた」ことの価値

この記事は、「自動調理機を買ってみたら、すごくオススメだよ!」というレビュー記事ではありません。

そうではなく、「やっとの思いで、自動調理機を買う決断ができたよ!」という、私の優柔不断さを赤裸々に綴った告白です笑

 

でも、この一歩は私にとって、とても大きなものでした。

 

ただ家電を買ったのではありません。

「時間がない」という状況を前に思考停止せず、「時間を作る」ために悩み、考え、行動を起こせた。

そのプロセス自体に価値があったと感じています。

(シェフドラムが我が家の生活をどう変えてくれたのか、その後のリアルな体験談は、また改めて詳しくレビューしたいと思います!)

 

次に悩むのは、きっとドラム式洗濯機でしょう。

それでも、「自分の時間と生活を豊かにする」という目的を忘れずに、これからも木こりのジレンマを突破していきたいと思います。

 

あなたの「斧」は何ですか?

時間は、誰にでも平等に与えられた資産です。

「時間がない」のではありません。

「時間を作る」ための行動ができていないだけなのかもしれません。

 

この記事を読んで、少しでもドキッとした方がいれば、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。

 

あなたの「研ぐべき斧」は何でしょうか?

それは、高価な家電である必要はありません。

月額制のサービスかもしれないし、新しいアプリかもしれません。

あるいは、朝の習慣を5分だけ変えることかもしれません。

 

まず、自分の時間の使い方を書き出してみる。

次に、「やりたいこと」と「効率化できそうなこと」をリストアップする。

そして、「効率化できそうなこと」を解決する小さな一歩を探してみる。

 

やりたいことがたくさんあるのは、とても幸せなことです。

そのすべてを実現するために、まずは目の前にある「切れ味の悪い斧」を、一緒に研いでみませんか?