ゆる★うぇるびーいんぐブログ

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【人間関係の幸福】9月なのにミニトマトの収穫?家族と育む日々の喜び

皆さんは、家庭菜園に挑戦したことはありますか?

スーパーで買う野菜ももちろん美味しいですが、自分で育てたものを収穫して味わう瞬間は、また格別な喜びがあります。

 

今年の夏、我が家では「もうダメかもしれない」と諦めかけていたものが、秋の訪れとともに、たくさんの笑顔を運んできてくれました。

それは、なんともマイペースなミニトマトの物語です。

 

始まりはヒョロヒョロの値引き苗

今年のミニトマト栽培は、波乱の幕開けでした。

春に意気込んで種から育てようとしたものは、残念ながら全滅。

すっかり出遅れてしまい、「今年はもう無理かな」と思っていた頃、妻がひょっこりとミニトマトの苗を買ってきました。

しかも、違う種類の株を3つ。

 

お店の片隅で、ずいぶん長いこと売れ残っていたのでしょうか。

値引きシールが貼られたその苗は、見るからにヒョロヒョロとしていて、どこか頼りない様子。

風が吹くたびに折れてしまいそうに揺れる、頼りない苗でした。

 

「安くなっていたから、とりあえず育ててみたい。」

 

そう話す妻の熱意に押され、「自分でお世話をするなら」という条件で、その苗を我が家に迎えることにしました。

今年のミニトマト栽培は、妻に全権委任です。

 

実りのない夏と、早すぎる諦め

栽培が始まると、次から次へと問題が発生しました。

あっという間に雑草が生い茂り、伸びていくツルを支える支柱も足りなくなってしまいます。

それでも妻は、自分で肥料を買いに行き、「早く元気になれ」「大きくなれ」と毎日一生懸命に世話をしていました。

 

しかし、季節は夏本番の7月、そして8月へ。

私たちの期待とは裏腹に、ミニトマトはほとんど実をつけてくれません。

数えるほどついた実も、いつの間にか虫に食べられてしまい、私たちの口に入ることはありませんでした。

 

「やっぱり、苗を買うのが遅すぎたのかな。来年はもっと早く、元気な苗を買って育てようね。」

 

まだ枯れてもいないのに、夫婦の間ではそんな諦めモードの会話が交わされるようになっていたのです。

 

9月に訪れた、嬉しい裏切り

ところが、9月に入ったある日のこと。

 

「ちょっと、トマト見てみて!」

 

妻からそう言われて外へ出てみると、雑草と共に自由に伸び放題だったミニトマトのツルに、たくさんの小さな黄色い花が咲いているではありませんか。

 

花が咲くということは、その後に実がなるということです。

「まさか」と思いながら、葉の陰をそっと覗いてみると、まるで緑色の宝石のようにツヤツヤと輝く、小さな実がたくさん隠れていました。

 

どうやら、我が家のミニトマトはかなりのんびり屋さんだったようです。

「これが全部大きくなったらミニトマト食べ放題になるな〜。」

そんなワクワクがそこにはありました。

 

それは妻も娘も同じだったようで、その日を境に、ミニトマトの観察は妻と娘の新しい日課になりました。

 

「あ、また実がなってる!」

「見て、ちょっと黄色くなってきたよ!」

 

保育園から帰ると、二人は真っ先にミニトマトの元へ向かいます。

毎日聞こえてくる楽しそうな報告に、私の心も自然と温かくなりました。

 

家族の笑顔を収穫する、秋の午後

そして、つい最近。

待ちに待った収穫のときがやってきました。

 

スーパーでは旬が過ぎ、少し値段が上がってきたトマト。

そんな中で始まった我が家のミニトマト収穫は、ささやかながらも家計の助けとなり、そして何より、家族に笑顔をもたらしてくれました。

 

収穫担当は、もちろん妻と娘です。

保育園の帰り道、2人は今日の収穫分を吟味します。

 

初めのうちは、まだ青い実まで取ろうとしていた娘ですが、何度か経験するうちに、ちゃんと赤く色づいたものだけを選んで収穫できるようになりました。

その成長が、また一つ嬉しい発見です。

それに、楽しそうにミニトマトを摘む二人の姿を見ているだけで、こちらまで幸せをおすそ分けしてもらったような、満たされた気持ちになります。

 

最高の瞬間のために

しかし、収穫したミニトマトは、すぐには食べられません。

 

「まだダメ。もっといっぱいになってから食べるの!」

 

トマトが大好きな娘は、一度にたくさん頬張りたいらしく、収穫したトマトは食べる日まで冷蔵庫で大切に保管されます。

毎日追加されるトマトを眺めては、「まだだね。」と自分で自分に言い聞かせている姿が、なんとも微笑ましいです。

 

そして先日、ついに娘から「よし、今日食べる!」と許可が下りました。

(理由は保管し過ぎてトマトが柔らかくなり始めたからです笑

 そんなおマヌケな一幕も、私にとっては我が家らしくて愛おしい瞬間です。)

 

冷蔵庫で追熟されたミニトマトは、驚くほど甘く、味が濃くなっていました。

 

文字通り、口いっぱいにミニトマトを頬張り、満面の笑みを浮かべる娘。

その幸せそうな顔を見ているだけで、私たちの心も満たされました。

 

「夏が終わったときに、あの苗を抜かなくて本当によかったね。」

 

妻と二人、心からそう思った瞬間でした。

 

小さな挑戦が、日常を豊かにする

もし、効率や時期だけを考えて「もう遅いから」と諦めていたら、この温かい時間や家族の笑顔に出会うことはありませんでした。

結果を急がず、マイペースな成長を見守る時間の中にこそ、幸福は隠れているのかもしれません。

 

今回の出来事は、もちろん、「スーパーでトマトを買うお金が少し浮いた」というささやかな【経済的な幸福】もありました。

ですが、それとは比べ物にならないほど、家族の笑顔や会話という、お金では決して買えない価値ある時間をミニトマトがプレゼントしてくれたと感じています。

 

この記事を読んでくださったあなたも、何か小さなものを育ててみませんか?

ベランダのプランターでハーブを育てて料理に添えたり、キッチンで豆苗を再生栽培してみるだけでも、きっと新しい発見があります。

 

大切なのは、完璧に育てることではありません。

我が家のように雑草が生い茂っても、時期を逃してしまっても大丈夫。

失敗したって「来年こそは!」と思えれば楽しい体験になります。

 

不格好さも失敗もひっくるめて楽しむ。

そんな「ゆるさ」の中にこそ、あたたかく心地よい幸福が隠れているのかもしれません。

 

うまくいっても、いかなくても大丈夫。

植物の成長を日々観察し、お世話をするその時間そのものが、きっとあなたの日常にささやかな彩りと、温かい幸福感をもたらしてくれるはずです。