「さて、この週末は何をしようかな……。」
平日が忙しいと、休日の計画を立てるのがつい後回しになってしまいがちですよね。
いざ週末を迎えてから、慌てて行き先を考え始めるという方も多いのではないでしょうか。
お金を使えば、子供が喜ぶ場所はたくさんあります。
博物館、キッズスペース、ゲームセンター……。
でも、毎週のようにそうした場所へ出かけていては、お財布がいくらあっても足りません。
それに、お金をかけるからには子供に目一杯楽しんでほしいと思うのが親心。
しかし、子供の気持ちは天気のようにコロコロと変わります。
せっかく高い入場料を払ったのに「もう帰りたい」なんて言われた日には、ため息が出てしまいますよね。
逆に、楽しすぎて「明日も行きたい!」「来週も!」とせがまれても、それはそれで困ってしまいます。
簡単に言うと、「お金はかけたくない。でも子供と楽しく過ごしたい。」
そんな悩みを抱えていた日曜日の朝、私のスマートフォンに1通のメールが届きました。
救世主は図書館!?
「貸出返却期限のお知らせ」
それは、近所の図書館からの自動送信メールでした。
これだ!と閃いた私は、娘に提案してみました。
「図書館から『本を返してください』って連絡が来たから、今の本を返して新しい本を借りに行こうか。」
すると娘は、テレビを見ていたはずなのにパッと顔を輝かせて、「うん!」と元気よく応え、あっという間に着替えに走り出しました。
「ついでにスーパーでお買い物もしていこうね。」
何気なく付け加えると、「いいよ!」とこれまた満点の返事。
普段なら「え〜、テレビ見たい〜。」と渋ることもあるのに……図書館の持つ力は絶大です。
娘は私より先に着替えを済ませ、玄関でウキウキしながら待っていました。
その姿を見ていると、「出かけ先を考えるの、面倒だな」なんて思っていた気持ちはどこかへ吹き飛び、私自身もなんだか楽しくなってきました。
「私がやる!」成長が眩しい図書館でのひととき
図書館に着いたら、まずは借りていた本を返却します。
カウンターに向かうと、娘が「私がやる!」と、少し背伸びをしながら職員の方に本を渡していました。
最近の娘は、なんでも自分でやりたがります。
もちろん、次に借りる本も自分で選びます。
私が「これ、面白そうじゃない?」と絵本を差し出しても、「ううん、こっちがいい!」と、ほとんどの提案は却下されてしまいます。
でも、そのやり取りが楽しくて、つい何度も「これは?」「じゃあこれはどう?」と声をかけてしまうんですよね笑
最終的には「パパはあっちで座ってて!」と言われてしまい、私は少し離れた椅子から、娘が真剣に本を選ぶ姿をゆったりと眺めることになりました。
たくさんの絵本を手に取ってはパラパラとめくり、「これは借りる」「これは借りない」と自分だけの基準で仕分けていく小さな背中。
その姿は、なんだかとても頼もしく見えました。
(もちろん、娘が積み上げた「借りる本」の山の中に、私のおすすめの本をそっと紛れ込ませました笑)
本の貸し出しも、もちろん「自分でやる!」と宣言した娘。
一冊ずつ、慣れない手つきでバーコードを「ピッ!」とスキャンしていきます。
途中で私が紛れ込ませた本に気づいたようで、「何これ〜。」とジト目でこちらを見ていましたが、「これはパパが読みたい本だから。」と伝えると、納得してくれたようでした。
私がこっそり選んだのは、ハロウィンと芋掘りの絵本。
ハロウィンは我が家でまだ経験したことのないイベントなので、絵本をきっかけに興味を持ってくれたら嬉しいな、という下心です。
子供の興味の入り口は、どこにあるか分かりませんからね。
そして芋掘りは、これから我が家の小さな畑で行う予定のビッグイベント。
この絵本を読んで気持ちを高めて、ワクワクしながら当日を迎えられたら最高だな、と考えたのです。
近所の図書館は、こうして季節やイベントに合わせた本を、子供の目線に入りやすい場所に並べてくれます。
絵本を通して、世界には色々な文化や楽しみ方があるのだと学んでいけるのは、本当にありがたいことですよね。
ゆったり贅沢、読書タイム
家に帰ると、娘は早速「まずはこれ読んで!」と、自分で選んだ本を手に持ってきました。
私は「いいねぇ。」と相槌を打ちながら、娘の隣で絵本の世界に浸ります。
目が疲れてきたら、二人でゴロゴロと寝転がって休憩。
休憩に飽きた娘が、また次の本を持ってきて「読んで!」とせがむ。
そんな、ゆったりとして、どこまでも贅沢な時間の使い方で、あっという間に午前中が終わってしまいました。
平日は仕事や家事に追われて、なかなか本をじっくり選んだり、子供と一緒に心ゆくまで読書を楽しんだりする時間はありません。
だからこそ、この休日の図書館時間は、私たち親子にとって非常に有意義で、かけがえのないものなのです。
無料で知的好奇心を満たせて、子供との時間も楽しめる。
おまけに天候にも左右されない。
こんないい場所、他にはなかなかないなと、改めて感じます。
本の貸し出し期限は2週間。
また期限が近づく頃、私たちは新しい物語を探しに図書館へ行くことになるでしょう。
ちなみに娘は、今回借りてきた十数冊の中から、すでに不動のお気に入りを決めたようです。
私が「またその本?今度は違うのにしようよ。」と言っても、嬉しそうに同じ絵本を差し出してきます。
子供が同じ本を何度も繰り返し読みたがるのは、物語の展開が分かり安心できるだけでなく、言葉や表現を自分の中に定着させている大切な過程なのだと、聞いたことがあります。
これから2週間、我が家では娘のお気に入り絵本のエンドレス朗読会が開催されそうです笑
週末図書館、オススメです!
もしあなたも、「週末、何をしようかな」と少しでも悩んだなら、ぜひお近くの図書館に足を運んでみませんか?
絵本のコーナーをぶらぶら歩いてみるだけでも、きっと新しい発見がありますよ。
もしかしたら、お子さんの意外な興味や、あなたが忘れていた懐かしい物語に出会えるかもしれません。
お金では決して買うことのできない、温かくて豊かな時間が、きっとそこには流れています。
高いお金をかけなくても、工夫次第で心は満たされます。
これぞ、私が目指す【人間関係の幸福】であり、【経済的な幸福】にも繋がる、最高の休日の過ごし方だと感じています。