「もし今、急に25万円が必要になったら、あなたはどうしますか?」
今回、まさにそんな事態に直面し、頭を抱えることになりました。
これは、そんな私の実体験から学んだ【経済的な幸福】についてのお話です。
提示されたのは手痛い出費と大きな不安
愛車の車検が近づいていた先日、お店に見積もりをお願いしました。
長年連れ添った車なので、多少の部品交換は覚悟の上。
まあ、10万円、高くても15万円くらいかな、なんて軽く考えていたのです。
車をお店に持っていき、待つこと1時間程度。
担当の方が申し訳なさそうな顔で戻ってきました。
その内容は、私の予想を遥かに超えるものだったのです。
「タイヤ交換も含めまして、お見積もりは25万円になります。それと…正直に申し上げますと、今回部品を交換しても、次の車検までの2年間、安全に走り続けられる保証はできかねます。」
一瞬、言葉を失いました。
25万円という金額も衝撃でしたが、それ以上に「走らなくなるかもしれない」という言葉が重くのしかかります。
車検をしてもすぐに乗れなくなるかも?
それでは、まさに「お金をドブに捨てる」ようなものです。
車検までは、あと1ヶ月。
どうすればいいのか、頭を抱えてしまいました。
夫婦で下した大きな決断
家に帰って、妻に正直に状況を話しました。
25万円を払って一時しのぎをするか、それとも新しく車を買うか。
幸い、私たちには一つの選択肢がありました。
以前から、知り合いが車を買い替えるタイミングで、今の車を譲ってくれるという話があったのです。
ただし、条件はローンの残額を支払うこと。
さっそく確認してみると、残額は110万円ほどとのことでした。
25万円と110万円。
金額だけ見れば、答えは明らかです。
しかし、私たちは長期的な視点で考えることにしました。
① 今の車に乗り続ける場合
・今回の車検で25万円
・次回の車検でまた10万円以上?
・近い将来、確実にやってくる買い替え費用は数十万~数百万
・何より、子どもを乗せる上での安全面への不安が残る
② 車を譲り受ける場合
・今回支払うのは110万円
・当面の車検や買い替え費用は不要
・何物にも代えがたい家族の安全が手に入る
冷静に比較すればするほど、答えは明確でした。
「110万円、払おう。今はお金が減るけど、これが一番賢い選択だよ。」
妻との話し合いの末、私たちは車を譲り受けることを決断しました。
お金があるから「お得」になる
110万円は、我が家にとって決して小さな金額ではありません。
正直、心臓がキュッとなるような手痛い出費です。
しかし、この決断ができたのは、ひとえに「蓄えがあったから」でした。
もし貯金がなければ、私たちは25万円をなんとか工面して、不安を抱えながら今の車に乗り続けるしかありませんでした。
そして数年後、結局は車検代と高額な購入費用という、さらなる大きな壁にぶつかっていたでしょう。
今回、110万円というマイナスはありましたが、将来発生したであろう「車検費用+買い替え費用」という、もっと大きなマイナスを回避できたのです。
そう考えると、「お金があるおかげで、結果的にお得になった」と言わざるを得ません。
さらに、驚いたことがあります。
もしこの110万円を5年のローンで支払っていたら、金利で約10万円が上乗せされ、総支払額は120万円になっていたようです。
一括で支払うことで、私たちはこの10万円を払わずに済みました。
ここでも、「お金があるおかげで、余分なお金を払わずに済んだ」のです。
「お金持ちほどお金を使わない」
「お金持ちほどお得に買い物をする」
と聞いたことがありましたが、それはこういうことだったのかもしれません。
目先の金額に惑わされず、長期的な視点で最も合理的な選択をする。
そして、その選択を可能にするのが、日々の蓄えなのだと痛感しました。
選択肢を持てることも【経済的な幸福】
今回の出来事を通じて、私が感じた【経済的な幸福】とは、単にたくさんのお金を持つことではありません。
それは、人生で予期せぬ問題が起きたとき、自分と大切な人にとって最善の道を、心穏やかに選べる「選択肢」を持っている状態なのだと思います。
貯金が減ったのは事実ですが、私の心は不思議なほど晴れやかです。
それは、お金によって「家族の安全」と「未来の安心」という、何にも代えがたいものを手に入れられたからでしょう。
失った金額以上の価値を得られたと、心から満足しています。
これからまたコツコツと貯めていけばいい。
そして、今後はこのような緊急時に備えるお金の重要性を、もっと真剣に考えていこうと決意しました。
この記事を読んでくださっているあなたも、ぜひ一度、ご自身の「もしも」を想像してみてください。
それは車の故障かもしれませんし、家電の買い替え、あるいは急な病気や怪我かもしれません。
その時、焦らずに最善の選択をするための準備はできていますか?
難しく考える必要はありません。
まずは「未来の自分と大切な人を守るためのお守り」として、月々1,000円でも5,000円でもいいので、目的別の貯金を始めてみてはいかがでしょうか。
その小さな一歩が、未来のあなたを助ける選択肢を与えてくれるはずです。
この記事が、あなたの心穏やかな【経済的な幸福】へ繋がるきっかけになれば、とても嬉しいです。