最近、仕事に「やりがい」を感じていますか?
毎日同じことの繰り返しで、何のために頑張っているんだろう……なんて、ふと心が疲れてしまう日もありますよね。
実は私自身、少しだけ趣味の家庭菜園へのモチベーションが下がりかけていました。
夏野菜はもう終わりが近いし、大きく成長した野菜は頑張ってお世話しなくても収穫できるし……。
でもそんなとき、思いがけない出来事が、私の心のど真ん中にある「やる気スイッチ」を力強く押してくれたんです。
机の上に置いた、ほんのささやかなおすそ分け
私のささやかな趣味は、家庭菜園です。
夏になると、ありがたいことに食べきれないほどの野菜が採れます。
以前、採れたての野菜を職場に持っていき、共用の机の上に「たくさん採れたのでご自由にどうぞ」とメモを添えて置いておいたことがありました。
すると、これが嬉しいことに大好評。
「美味しそう!」「助かる~!」なんて声をかけてもらい、あっという間になくなったのです。
翌日には「美味しかったよ!」「こうやって食べたよ。」などと、野菜のおかげで職場でのコミュニケーションが円滑になりました。
そして今日の仕事終わり、少し疲れた気持ちで帰り支度をしていると、一人の同僚が遠慮がちに話しかけてきてくれました。
「あの……、ゆる農園の野菜は、もうないの?」
その表情は、どこか申し訳なさそうでありながら、瞳の奥にはキラリと期待が光っているように見えました。
催促しているように聞こえたらどうしよう、という気遣いが伝わってきます。
でも逆に「催促されている」ということに嬉しくなった私は、思わず笑顔になり、こう答えました。
「夏野菜はもう少しで終わりそうですけど、まだ少し採れるんで、また持ってきますね!」
すると同僚は、「全然気にしないで!本当にご迷惑でなければ、またいただきたいなってだけだから」と、少し早口に、両手を横にブンブンと振りながら言ってくれたのです。
その様子はやはり少し恥ずかしそうで、でも嬉しそうでもありました。
報酬とは違う「喜び」が、心を温める
同僚からの言葉に笑顔になったのは、自分のやっていることを認められたような気がしたからでした。
このとき、すうっと仕事の疲れが吹っ飛んでいくような、温かい嬉しさが胸いっぱいに広がりました。
相手は「催促するなんて申し訳ない」と恐縮していましたが、私にとっては、これ以上ないほど嬉しい言葉でした。
自分の作った野菜が、誰かに求められている。
喜ばれている。
これはきっと野菜だけでなく、仕事でも、家事や育児でも同じなのでしょう。
報酬としてお金をもらうのとは、まったく質の違う喜びでした。
メルカリなどで購入者の方からお礼のメッセージをいただくことには慣れていましたが、こうして面と向かって、少し照れながら伝えてもらえるのは、心を直接温めてくれるような格別な嬉しさがありました。
「ありがとう」を搾取したって、いいじゃない
職業によっては、お客さんが喜んでいる姿を直接見たり、自分の仕事に満足してリピートしてくれたり、という経験が少ないこともあると思います。
私もそうです。
でも、そうした「誰かの喜び」を少しでも感じられることこそが、「やりがい」に繋がるんだなと、改めて実感しました。
お腹の底から、ふつふつと何かが湧き上がってくるような、力強い感覚です。
誰かが喜んでくれるなら頑張れる。
人間って、案外そのぐらい単純なのかもしれません。
裏を返せば、自分が感じた喜びや感謝は、積極的に相手に伝えた方がいいということですよね。
それを言われて嫌な気持ちになる人は、きっといないはずです。
実は私、ストレスが溜まると、逆に人を喜ばせたくなる癖があります。
職場で嫌なことがあった日ほど、お菓子を配ったり、誰かの仕事を手伝ったり。
これは「ありがとう」と喜んでもらうことで、自分の自己肯定感を高めたいという、少し不純な動機からくる行動です。
私はこれを、心の中で「ありがとうの搾取」と呼んでいます。
でも、この自分勝手な行為は、誰も嫌な気持ちにさせません。
むしろ、ほんの少し職場の空気が和らぐかもしれない。
だとしたら、これって「最高の自分勝手」だと思いませんか?
人に与える喜び、人を喜ばせる喜びを感じると、心が温泉につかったようにあたたかく溶けていきそうになります。
あなたの仕事も、見えない誰かを笑顔にしている
もし今あなたが仕事に疲れて、やりがいを見失いそうになっているなら、想像してみてください。
あなたの仕事の先にいる、顔の見えない誰かのことを。
あなたの作った製品を手に取って喜んでいる人。
あなたのサービスを受けて、助かっている人。
あなたの事務作業のおかげで、スムーズに仕事が進んでいる同僚。
直接は見えなくても、あなたの仕事はきっと誰かの喜びや満足に繋がっています。
そう考えるだけでも、少しだけ景色が変わって見えるかもしれません。
夏野菜のシーズンも、もうすぐ終わり。
正直なところ、「もうすぐ抜いて、冬野菜の準備をしないとな」と、少しだけ菜園へのモチベーションが下がりかけていました。
そんな私の心にもう一度火を灯してくれたのは、同僚のあの言葉です。
申し訳なさそうになんて、とんでもない。
こちらこそ、最高の「やりがい」をくれてありがとう、と伝えたい気持ちでいっぱいです。
この記事を読んで、誰かに「ありがとう」を伝えたくなったり、小さなことで誰かを喜ばせてみたくなったりしたら、ぜひ行動に移してみてください。
・大袋のお菓子を買ったときに、同僚に分けてみる。
・ご飯を食べながら、家族に「いつもありがとう」と伝えてみる。
・仕事に疲れたときに、誰かの単純作業を手伝ってみる。
そんな小さな行動が、相手だけでなく、あなた自身の「幸福」にも繋がっていくはずです。
その幸福はあなたのやる気につながっていくでしょう。
もし皆さんが誰かから言われて嬉しかった言葉や、やる気が出た言葉があれば、コメントやXで教えてください。
私も、誰かを喜ばせて背中を押せる言葉をどんどん増やし、使っていきたいです!
あなたの「やる気スイッチ」は、意外とすぐそばにあるのかもしれませんよ。