皆さんは、思い通りにいかない出来事があった日、どうやって気持ちを切り替えていますか?
「楽しみにしていた予定が急にキャンセルになった。」
「仕事のささいなミスで一日中落ち込んでしまう……。」
そんな時、「今日はツイてないな…」と、一日中どんよりした気分で過ごしてしまうこともあるかもしれません。
実はつい先ほど、まさに私がそんな状況でした。
次の幸せに舵を切れ!
現在、時刻は23時。
隣で眠る娘が、ひどく咳き込んでいます。
どうやら、寝ているうちに鼻水が喉に流れてむせてしまうようです。
あまりに苦しそうで、今にも嘔吐してしまいそうだったので、先ほど無理やり起こしてトイレに連れて行きました。
数日前、このむせ込みを見過ごしてしまい、布団を汚してしまった苦い経験があります。それを思えば、今夜は未然に防げたのですから、私にとっては「一歩成長」です。
とはいえ、本当は今日、家族で行った温泉のぽかぽかな体験を記事にしようと、ウキウキしながらパソコンを開いたところでした。
しかし、この中断と、今夜も続くかもしれない娘の看病への不安で、すっかり「温泉で幸せハッピー!」という気分ではなくなってしまいました。
こんな時、以前の私なら「今日はもうダメだ。いったん寝てから考え直そう」と、筆を置いていたことでしょう。
でも、今の私は違います。
たとえ一つの輝かしい幸福がかすんでしまっても、また別の幸福に目を向けることができるようになりました。
なぜなら、毎日たくさんの幸せを見つけ、それをじっくりと味わう習慣が身についているからです。
今日はこの記事を通して、私が毎日幸せな気持ちでブログを更新できる理由と、誰でも簡単に幸福度を上げられる、とっておきの方法についてお話ししたいと思います。
幸せは見失いやすい?
温泉ブログは書けなくなってしまいましたが、少し冷静になって今日一日を振り返ってみると、たくさんの幸せがあったことに気づきます。
このブログでは幸福を5つに分けていますが、それに当てはめてみると……、
経済的な幸福:メルカリに出品していた商品が購入されました。
身体的な幸福:旅行先の旅館で食べた朝ごはんが絶品でした。娘が朝寝をしている隙に、気持ちよく筋トレもできました。
人間関係の幸福:義両親とはいつも良い関係を築けていますし、妻と子供たちの笑顔には、今日もたくさん癒やされました。
社会的な幸福:立ち寄ったお店で、お盆にもかかわらず笑顔で働く店員さんを見て、心から「ありがとう」と思うことができました。
キャリアの幸福:そして、このブログの更新が習慣になり、毎日読んでくれる方がいること。これも、私にとって大きな幸福です。
ほら、思い出そうとすれば、幸せは日々いたるところに転がっているのです。
大切なのは、それに「気づけるかどうか」。そして、見つけた幸せを「拾い上げて大切にできるかどうか」なのだと思います。
今日の私は、娘の咳という心配事に気を取られ、すぐそこにあったはずの「温泉の幸福」を拾い上げることができませんでした。
このように、せっかくの幸せも、見つけてじっくり噛み締めなければ、すぐにどこかへ消えてしまうのです。
日々を幸せに過ごすための2ステップ
では、どうすれば幸せに気づき、それをじっくり味わうことができるのでしょうか。
私が継続している2つのステップでできています。
ステップ1:見つける練習(Xでの振り返り)
まずは、幸せを見つける力を鍛えるトレーニングです。
私にとっては、それが毎晩X(旧Twitter)にポストしている「今日の振り返り」です。
「今日は〇〇があって嬉しかった」
「〇〇が美味しかった」
「〇〇ができてスッキリした」
このように、今日あった幸せな出来事を、大小問わず箇条書きで書き出すだけ。
これを毎日続けることで、日常に隠れている幸せのサインをキャッチする感度が、どんどん上がっていくのを感じます。
ステップ2:噛み締める作業(ブログ執筆)
次に行うのが、見つけた幸せをじっくりと味わい、記憶に刻み込む作業です。
私にとって、このブログを書くという行為がそれにあたります。
Xで箇条書きにした出来事の中から一つを選び、そのときの光景や交わした会話、自分の気持ちを詳しく思い出しながら、言葉にしていく。
この作業は、幸せな瞬間をもう一度追体験するようなものです。
この「見つける練習」と「噛み締める作業」を繰り返すうちに、私はいつの間にか、一つの不運に引きずられることなく、すぐに別の幸せへと視点を切り替えられるようになっていました。
だからこそ、振り返りもブログも、私にとっては熱中してしまうもの、つまり【キャリアの幸福】につながるものなのです。
毎日を「終わりよければすべて良し」に
この習慣がもたらしてくれた変化は、思った以上に大きいものでした。
いつでも幸せを感じられる心の状態というのは、想像以上に快適です。
まるで、無敵になったような気分、とでも言いましょうか。
「終わりよければすべて良し」という言葉がありますが、毎日を幸せの追体験で締めくくることで、本当に一日が「良い日」として完結するのです。
不思議なもので、心に余裕が生まれると、以前より他人に寛容になれる瞬間が増えた気もします。
もしあなたが、「なんだか毎日つまらないな」「いいことないかな」と感じているのなら、ぜひこの習慣を取り入れてみてください。
いきなりブログを書くのは大変ですから、まずは「毎日の振り返り」から始めてみることを強くおすすめします。
スマホのメモ帳でも、手帳の片隅でも構いません。
寝る前に、今日あった嬉しかったこと、楽しかったことを3つだけ書き出してみる。
たったそれだけで、あなたの「幸せを見つける力」は、確実に鍛えられていきます。
そして、見つけた幸せを噛み締めているうちに、日常はあなたが思っている以上に、たくさんの小さな輝きで満ちていることに気づくはずです。
さあ、今日のあなたには、どんな幸せがありましたか?
もしよろしければ、コメント欄であなたの「今日の小さな幸せ」を一つ、教えていただけると嬉しいです。