バイキングで、あなたはまず何からお皿に取りますか?
サラダから?
それともお寿司やお肉からでしょうか?
多くの人が、自分なりの攻略法や「まずは一周見てから…」というセオリーを持っているかもしれません。
今日、私は家族(義実家も一緒に)で温泉旅行に来ています。
片道2時間ほどのドライブを経てたどり着いた宿の夕食は、待ちに待ったバイキング。
夕食のために昼食を軽く済ませ、最近なぜか大きくなった気がする胃袋と共に、準備は万端です。
今日は、そんなバイキングで私が体験した、常識をちょっとだけ脇に置くことで手に入れた、最高の【身体的な幸福】についてお話しします。
期待は待つほどに膨らむ
コンディションは万全。
しかし、私の戦いはまだ始まらない。
夕食は少し早めの18時。
会場へ向かうと、すでに入場を待つ人々の長い列ができていました。
しかし、意外にも列はスムーズに進み、私たちはすぐに席へと案内されました。
食べる気満々だった私は、もちろん料理が一番近い席を確保します。
さあ、食べるぞ!と意気込んだものの、私のターンはまだ先。
まずは、先日1歳になったばかりの息子の食事が先決です。
妻が息子のための料理を取りに行ってくれている間、息子はもう待ちきれない様子で「まー!まー!」とご飯を催促しています。
その気持ち、私には痛いほどよくわかります笑
ほどなくして、妻と4歳の娘が、それぞれのお皿を持って戻ってきました。
娘のお皿は、ハンバーグ、唐揚げ、フライドポテトで埋め尽くされ、まさに自作の「お子様ランチ」。
実を言うと、私も味覚は娘とそっくり。
お刺身などの大人なメニューより、心惹かれるのは娘のプレートの方でした。
美味しそうにポテトを頬張る娘を、きっと私は羨望の眼差しで見つめていたことでしょう。
一方、息子のメニューは、蒸かしイモにミニトマト、白米、ゆで卵。
まだ味付けを解禁していない息子のための、素材の味を活かした?ラインナップです。
味付けはいつから解禁なのでしょうか。
子育てとは、本当に色々と考えさせられますね。
私が手づかみでご飯を食べたい息子と格闘している間に、妻も自分の食事を済ませていました。
小分けのプレートに彩りよく盛り付けられた和洋折衷の料理は、見るからに美味しそう食欲を刺激されます。
息子のご飯が8割ほど終わったころ、急いで食べてくれたであろう妻から「いいよ!交代できるよ!」の声が……。
ついに待ちに待った私のターンがやってきました!
欲望に身を任せる幸せもある
お皿を手に取り、まずは逸る気持ちを抑えて会場を一周。
ステーキ、お寿司、天ぷら、カレー…。
魅力的な料理たちがずらりと並びます。
片っ端から取っていきたい衝動をこらえ、本当に食べたいものは何かをじっくりと吟味します。
「食べたいものだけ食べていいのか?」
「いや、やっぱり最初は野菜からだろうか…?」
そんな葛藤を繰り返しているうちに、一周のつもりが二周目に突入。
優柔不断な私は「このままでは、いつも通り時間だけが過ぎてしまう」と悟り、ついに心を決めました。
「よし、今日は好きなものを好きなだけ食べよう!」
さて、私が最初に取ったものは何だと思いますか?
お寿司?違います。
ステーキ?それも違います。
正解は、デザートでした。
何を隠そう、私は大の甘党なのです。
デザートから始める、という禁断の幸せ
普段なら食事の最後に楽しむデザート。
それを、空腹のお腹に心ゆくまで流し込む。
なんと背徳的で、なんと幸せなことでしょう。
プリン、アイスクリーム、ショートケーキ……。
開場したばかりで、まだ誰の手にも荒らされていない、美しく整列したデザートたち。
その光景を前に、私の心は高鳴りました。
まずは全種類をテイスティングするため、端から順番にお皿へ乗せていきます。
どれをリピートするか品定めするためです。
デザートで埋め尽くされたお皿を持って席に戻ると、妻が「え、デザートから行くのね笑」と目を丸くしています。
もしかしたら、こんな食べ方は子供が大きくなったらできなくなるかもしれません。
いつか娘が「私もデザートから食べたい!」と言い出したら、私はきっと「栄養バランスを考えなさい」なんて、模範的な父親のようなことを言ってしまうのでしょう。
そんな未来を想像しながら、ケーキもアイスもプリンも、ペロリと平らげていきます。
結論、どれも最高に美味しい。
特にアイスやプリンは、もはや飲み物です。
ほとんど噛む必要がありません。
その後は、デザートをおかわりし、少し口の中が甘くなったらカレーや唐揚げ、ステーキで塩気を補給。
そしてまたデザートに戻る、という至福のループを繰り返しました。
体に良くないことは、百も承知です。
でも、たまにはいいじゃないですか。
最近は筋トレも頑張って少し体も絞れてきたし、明日からまた節制すればいい。
今日だけは特別。
そう自分に言い聞かせながら、お腹がはち切れそうになるまで幸福を詰め込みました。
このお腹の苦しみは、幸福が詰まっている証拠なのだと、苦しさの中にさえ幸せを感じていました。
ただ、やはり若い頃に比べると食べられる量は減っています。
「これから年齢を重ねたら、もっと食べられなくなるのかな……。」
そんな一抹の寂しさも感じました。
だとしたら、食べられる「今」、この幸福を全力で味わっておいて本当に良かったと思います。
今回の体験は、私にとって最高の【身体的な幸福】でした。
【身体的な幸福】はすべての幸福の土台
ただ、今回これだけ罪悪感なく満喫できたのには、ちょっとした秘訣があったかもしれません。
それは、日々のちょっとした筋トレや体重測定という、自分なりの「免罪符」があったから。
「普段は頑張ってるんだから、今日くらいはいいよね!」と、心から自分を許してあげることができたのです。
皆さんも、普段から頑張ってる自分を、たまにはよしよししてあげてくださいね。
ただ、この生活を毎日続けて体を壊してしまっては、元も子もありません。
それは【身体的な幸福】の追求とは真逆の行為です。
しかもそれはこのブログで定義する5つの幸福度を下げることにつながります。
【身体的な幸福】が損なわれれば、病気の治療で【経済的な幸福】を追求して貯めたお金は消えてしまいます。
健康でなければ、趣味や仕事に熱中する【キャリアの幸福】も追求できません。
そして、病院や施設で過ごす時間が増えれば、大切な人との時間である【人間関係の幸福】や、コミュニティとの繋がりである【社会的な幸福】も手放すことになりかねません。
そう、【身体的な幸福】は、他のすべての幸福を支える土台なのです。
あなただけの「たまにはいいじゃない!」は何ですか?
今回の私の体験は、少し極端だったかもしれません。
しかし、「健康」という土台を大切にしながら、未来の自分から見ればまだまだ若い、「今」の自分にしか感じられない幸福を、計画的に追求していくことは、とても素敵なことだと思いませんか?
なにも、バイキングでデザートから食べることが正解だと言いたいわけではありません。
あなたにとっての「たまの贅沢」や「最高の幸福」は何でしょうか?
・次の給料日には、少し高いお肉を買ってきて、家族でステーキパーティーをする。
・週末のランニングを頑張ったご褒美に、気になっていたケーキ屋さんのモンブランを食べる。
・次の長期休暇で旅行するために、今から少しずつ貯金を始める。
そんな風に、自分だけの「ご褒美」を計画し、そのために日々の生活を少しだけ頑張ってみる。
そうやって手に入れた幸福は、きっと格別な味がするはずです。
ぜひ、あなたも自分だけの「たまにはいいじゃない!」を計画し、ゆるく、そして賢く追求してみてくださいね。
そして、いつも頑張っている自分へのご褒美に、たまには思いっきりハメを外しちゃいましょう!