あなたは、一番身近な人、例えばパートナーの成長を、心から素直に喜べますか?
この問いには「もちろん」と答える人が多いかもしれません。
では例えば、パートナーが、自分がずっと尻込みしていた転職をあっさり成功させたら?
あるいは、自分より運動が苦手だったはずのパートナーが、先にフルマラソンを完走したら?
そのときあなたは、自分を追い抜いていく相手を手放しで賞賛、応援できるでしょうか。
正直に告白します。
私は昨日今日と、妻に強烈な「嫉妬」を覚えました。
そして、その醜い感情と向き合った先に、思いがけない「幸福」が待っていたのです。
妻の行動力に、焦りと嫉妬
昨日、妻が「リベシティ」というオンラインコミュニティに入会しました。
お金の教養を身につけるためのコミュニティで、私もYouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学」はよく視聴していました。
いつかは入会したいなと思いつつも、育休中の1年間、ずっと二の足を踏んでいたんです。
そんな中、私が1年間の育休を終え、復職の日だった昨日の朝のことです。
出勤間際に、どこか投げやりな気持ちで妻に言いました。
「リベシティ、お試しで入ってみたら?初月無料で自動更新もないみたいだし」
しかし、久々の仕事の緊張感もあって、その提案をしたことすら忘れていました。
そして帰宅後、妻から思いがけない一言が。
「リベシティ、入ったよ。」
スマホの場面を見せられました。
正直、ハンマーで殴られたような衝撃でした。
私が1年も迷っていたのに?
お金を払うことに、ずっと抵抗があったんです。
「たとえ無料期間があっても、その後にだらだらと払い続けてしまうんじゃないか。」
「お金を払っただけで満足してしまうんじゃないか。」
そんな不安とすら言えないような言い訳が、私の一歩を鈍らせていました。
「初月無料なら、あの時飛び込んでみれば良かったな……。」
そんな後悔から、半ば自虐的に、ほんの軽い気持ちで妻に提案しただけだったのに。
妻の素直さと、ためらわない行動力に、嫉妬しました。
だって、つい先日までは、私の方がお金の知識について妻に教える側だったんです。
それが、たった一日で立場が逆転してしまいました。
それだけではありません。
コミュニティという環境を手に入れた妻は、知識を身につけるスピードも格段に上がるでしょう。
事実、私が夕食の片付けをしている間に、妻はスマホ片手に「パソコン、これとこれ、どっちがいい?調べたんだけど、こっちでいいよね?」と話しかけてきます。
私が1年間悩んでいたことを、妻は数時間で解決していくのです。
立場も、環境も、一瞬で変わってしまった。
私と妻の差は、これから開くばかりだ。
そんな焦燥感に駆られました。
醜い嫉妬の正体
でも、こうしてブログを書くために自分の気持ちを振り返っていて、ふと気づいたんです。
「あれ? 別に嫉妬する必要なんてなくないか?」
昨日から妻が進めてくれたことを、客観的にリストアップしてみます。
・パソコンの購入(将来のブログ開設や資産管理のため)
・家計簿アプリへの課金(機能拡張で管理しやすくするため)
・家計の全支出の洗い出しとチェック
私が困るようなことは、一つもありません。
むしろ、すべてが「我が家」にとって有益なことばかり。
パソコンは約15万円と大きな出費でしたが、今後の資産形成や生活の質を向上させるために必要な投資だと、頭では理解していました。
わかっていたけれど、踏み出せなかった一歩。
それを妻が軽々と踏み出してくれたのです。
ここまで来ると、自覚せざるを得ません。
この感情は、家庭内での自分の優位性を守りたいがための、醜い嫉妬でしかないと。
嫉妬を越えて「幸福の連鎖」
その事実を認めた瞬間、嫉妬している自分が馬鹿らしく思えてきたんです。
それと同時に、目指すところは家族の幸せだったことを思い出し、妻に感謝しました。
我が家の【経済的な幸福】が高まっている、という実感があったからです。
1人では決断できなかった高価なパソコンも、「2人なら」と納得して購入できました。
これまで私が1人で気にしていた固定費も、2人でやることで倍以上のスピードで改善が進んでいます。
以前、私が「火災保険、高くないかな?」と提案した時は見送られたのですが、今度は妻の方から「火災保険の見直し、やらない?」と提案してきました。
住宅ローンの借り換えもそうです。
1人で「どうしようか……」と悩むのではなく、2人で「これでいいよね?」と相談していく。
これが、どれほど心強いことか。
きっと、火災保険もローンの借り換えも、1週間以内に我が家にとって最善の答えが出ると確信しています。
我が家の【経済的な幸福】を高めてくれる妻に、今は感謝しかありません。
そして、そんなきっかけを作った、過去の自分を少しだけ褒めてあげたいと思います。
面白いのは、幸福は連鎖するということです。
今回感じた【経済的な幸福】は、妻への嫉妬を乗り越えるという【人間関係の幸福】からつながったものでした。
そして、なぜ私が嫉妬を乗り越えられたかと言えば、それは「ブログを更新しよう」と、自分の内面と向き合う時間があったからです。
これは、私の【キャリアの幸福】(仕事や趣味など熱中できること)を高めるための行動です。
キャリアの幸福 → 人間関係の幸福 → 経済的な幸福
幸福は、思わぬところからドミノ倒しのように連鎖していくものなのかもしれません。
「モヤモヤ」は幸福の入り口?
一番身近な他人であるパートナーは、時に最大のライバルになり、そして最強のパートナーにもなり得ます。
もし今、あなたがパートナーに対して、何かしらのモヤモヤした感情を抱えているとしたら、それは幸福への入り口を示すサインかもしれません。
その感情は、嫉妬ですか? 焦りですか? それとも諦めでしょうか?
一度、その感情の正体をじっくりと見つめてみてください。
そして、その感情が生まれたきっかけを、ぜひじっくりと考えてみてほしいのです。
もちろん、正直に相談してみるのもいいですよね。
「最近、すごく頑張っているよね。正直、少し焦ってるんだ」
「自分もやらなきゃと思いつつ、できていないことがあって…」
そんな一言が、思わぬ化学反応を起こすかもしれません。
あなたが躊躇している一歩を、パートナーが後押ししてくれるかもしれない。
もしかしたら、私のようにパートナーが引っ張っていってくれるかもしれません。
2人で歩き出すことで、1人では見えなかった景色が広がっていくはずです。
まずは、一番話しやすい「お金の話」から始めてみるのはどうでしょう。
共通の家計簿アプリを一緒に眺めるだけでも、きっと新しい発見がありますよ。
いきなりお金の話をするのが気まずいなら、まずは「このブログ記事、面白かったよ」とパートナーにシェアしてみるのも一つの手です。
この記事から、「私に不満ある?笑」なんて軽く聞いてみるのもいいですね。
あなたのそのゆるく小さな一歩が、幸福の連鎖の始まりになることを願っています。