「ご近所付き合いって、正直面倒…」
かつての私がそうだったように、あなたもそう感じたことはありませんか?
一人暮らしのアパート生活が長かった私は、「ご近所さんはお互い無関心なくらいが丁度いい」とさえ思っていました。
しかし、今の田舎一軒家暮らしでは、そんな私の心をじんわりと溶かすような、心温まる交流がたくさんあります
今回は、そんなささやかな出来事を通じて感じた【社会的な幸福】についてお話ししたいと思います。
先日、我が家にご近所さんから採れたての新鮮な野菜をたくさんいただきました。
いつも温かいおすそ分けをいただくばかりで、「何かお返ししなきゃ」という気持ちがずっと心の中にありました。
特に、先日いただいたトマトは子どもたちが大喜びで、「もっと食べたい!」とねだるほど美味しかったんです。
そこで、「今回はきちんとお返ししよう!」と、昨日、お返しのお菓子を買ってきました。(https://news-paper365.hatenadiary.com/entry/2025/07/15/223129)
今日は子どもたちも連れてお菓子を持ってご挨拶に行くことに。
「ごめんくださーい!」
子どもと一緒に声を揃えてチャイムを鳴らすと、ご近所さんは驚いた顔で出てきてくださいました。
「前回たくさんいただいたので、そのお返しで…」と私が切り出すと、上の子がすかさず「もらったトマト、美味しかったです!」と続きました。
子供は緊張していたのか、元気いっぱい満面の笑みでとはいきませんでした。
それでもご近所さんは「あらよかった~。わざわざありがと~。美味しかった?」とニコニコしながら上の子に何度も問いかけていました。
上の子は少し照れくさそうにしていました。
さらに、まだ0歳の下の子も美味しそうにたくさん食べたことを伝えると、ご近所さんは下の子のほっぺたを優しくツンツンしながら「いっぱい食べたの?」と話しかけてくれました。
そして、「トマト、もっと食べる?」と上の子に聞いてくれたんです。
私は「いや、そんな、お返しにきたのにまたいただくなんて……」と口ごもりましたが、上の子が「食べる!」と即答すると、すぐに新鮮なトマトを持ってきてくださいました。
正直なところ、「お返しに来たのに、またいただいてしまった」「申し訳ない」という気持ちでいっぱいになりました。
その場でもそう伝えたのですが、ご近所さんは「いいのよ!もらってもらって〜。むしろ気を遣わせちゃったみたいで悪いね〜」と笑顔で言ってくださいました。
結果として、お返しができたという達成感よりも、またもらってしまったという気持ちの方が正直なところ強かったです。
それでも、私が持っていったお菓子を喜んで受け取ってくださったこと、そして子どもたちとの交流を心から楽しんでくださっている様子を見て、自己満足かもしれませんが、私の心は少しだけ軽くなりました。
そして時間が経ってブログを書いている今、ふと「あげる側の気持ち」が少しだけ分かったような気がしたんです。
きっとご近所さんは、「何か見返りがほしい」などとは全く思っておらず、「あげたいからあげる」という純粋な気持ちで、いつもおすそ分けをしてくださっているのでしょう。
この「与えたい」という気持ちの連鎖こそが、コミュニティを温かく育むのかもしれません。
そして、その一員であると感じられること、それが【社会的な幸福】の正体なのではないかと思いました。
今回の私も「感謝しているからお返しがしたい」という気持ちでした。
見返りを求めていたわけではありません。
きっとご近所さん同士のおすそ分けはそういうものなのでしょう。
そうであるならば、私が変に申し訳なく思うよりも、相手が気持ちよく渡せるように、喜んで感謝しておすそ分けをいただく方が、きっと良いコミュニティに繋がる。
そう感じました。
まだまだ、このご近所さんというコミュニティに完全に溶け込めているかは分かりません。
でも、溶け込みたいと願う自分が確かにいること、そして、こんなにも温かい「良いコミュニティ」が身近にあることに改めて気づくことができました。
あなたの周りには、ふとした瞬間に心を温かくしてくれる【社会的な幸福】を感じられるコミュニティはありますか?
このコミュニティや組織に所属していたいと思えるような場所はありますか?
もし、あなたの周りにまだ温かいコミュニティが見つかっていなくても、焦る必要はありません。
ほんの少し、昨日とは違う行動をしてみるだけで、世界が違って見えるかもしれません。
○マンションのエレベーターで会った人に、笑顔で会釈してみる
○会社の給湯室で、「そのマグカップ可愛いですね」と話しかけてみる
○いつも行くコンビニの店員さんに、「ありがとうございます」に加えて「今日も暑いですね」と一言添えてみる
そんな小さな一歩が、あなたの【社会的な幸福】を育む、大きなきっかけになるはずです。
ぜひ、あなたの周りの温かいコミュニティに目を向けてみてください。